仕事から帰宅したら、ゴーストバスターズの放映をしていました。
1984年の映画ですから、38年も前の映画になるんですね。
時代を感じます。
この映画には当時すでにコメディアンとしてスターだった、ビル・マーレーとダン・エイクロイドが出演しています。
ヒロインにはエイリアンシリーズでリプリー役で主演を務めるシガニー・ウィーバーも出演。
まだ若い頃ですね。
コメディアンとして独特の存在感のあるリック・モラリスも出ています。
リトル・ショップ・オブ・ホラーズで主演。
ビル・マーレーも友情出演のようなかたちで参加していますね。
懐かしい顔ぶれとレイ・パーカー・ジュニアが歌い、大ヒットしたテーマソング「ゴーストバスターズ」が軽快に流れる愉快な映画です。
当時大学生だった私は友人Kと劇場でこの映画を見ました。
確か梅田の北野劇場だったと思います。
友人Kは映画好きで、私もたくさんの映画を見るようになったのは、彼の影響もあったと思います。
大学時代には友人Kと映画館には何度か足を運びました。
映画館では「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」、「コットンクラブ」なんかが思い出深いですね。
この辺の映画からジャズなんかも聞くようになったのかもしれません。
ちょうどビデオレンタルなどが出だした時代。
いろんな映画を好きなときに見ることができる時代になりました。
友人Kは、ニューシネマと呼ばれる「スティング」や「俺たちに明日はない」という映画が大好きで、Kの薦めで、私も何度も見ましたね。
ゴーストバスターズの映画の公開前ということでテレビ放映があったのでしょう。
帰宅後なので、途中からですが、懐かしさのあまり見てしまいました。
そして友人Kを思い出したのです。
大学時代に知り合い、映画を見たり、合コンをしたり、アルバイトを一緒にやったりしました。
私の結婚式で招待したのですが、彼の姿はありませんでした。
「結婚式には絶対に呼んでくれ」と言っていたのですけどね。
後で聞いた話です。
私が結婚する頃、Kも交際していた女性と結婚すると聞いていたのですが、破談。
どちらが早く結婚するんだろうな？とかお互い言っていたのですけどね。
大学時代から早くに結婚しそうな雰囲気を持っていました。
まさかです。
その後、動かなくなったKの姿を見たのは、彼の告別式でした。
病死とのことでしたが、Kの両親は多くを語りませんでした。
大学時代の友人たちとその後、色々と語り合いました。
結婚を前提に交際していて、本人はずっと楽しみにしていたようです。
どういう理由で別れたのか詳しくはわかりません。
のちになって、Kと私の友人は、彼の生活の乱れぶりを話してくれました。
その友人はクレジットカード会社で働いていました。
Kのクレジットの使いっぷりが尋常じゃなく、「ヤバい」と思っていたそうです。
真剣に結婚を考えていた女性と別れ、その後の生活はかなり乱れていたといいます。
Kの両親からは語られなかったですが、友人が言うにはどうやら「自殺」であったとか。
知らなかったです。
ちゃらけたところもあったKですが、とても話が面白く、場を作るのが上手でしたね。
映画や音楽で語り合ったり。
Kが亡くなって、もう30年近くになるんですね。
映画を見てふと思い出したのです。
