悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

一度死んでみた

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Amazonプライムビデオで見た映画です。

主人公の女子大生は就職せずに、デスメタルバンドで売り出したい。
その理由が父親嫌いということなんですが、最後は父と娘が仲良くなってハッピーエンドという王道。

 



タイトル通り、一度死んでしまうのですが、モチロンコメディ映画ならではです。

ツッコミどころはありすぎですが、面白ければそれでいいんじゃないかという映画です。
ただ、少し空回りしているのか、腹を抱えて笑えるというようなシーンはあまりなかったですね。

 


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あらすじ

仕事一筋で完全な理系脳である父親の野畑計ですが、子育てもかなり変わっっていました。
一人娘の七瀬は幼い頃はその父の影響を受けてすくすく育つのですが、母が亡くなってからは父を嫌うようになるのです。

野畑計は薬品会社を経営する社長。
かなりの変わり者で、愛妻が病院で息を引き取るときも研究室にこもっているのでした。
娘の七瀬はデスメタルバンドでボーカルをしており、一部の熱狂的なファンはいるものの、メジャーデビューするには実力不足との評価を受けています。
周りからは大学卒業とともに就職を薦められていますが、そういう人生には進みたくないようです。

野畑の会社は、若返る薬「ロミオ」を研究しており、ライバルの会社からはその技術を狙われています。
同時に一時的に死ねる薬「ジュリエット」も開発します。
あくまで一時的に死ぬだけで2日後には生き返る薬なのです。

野畑の会社は開発の能力はあるのですが、経営状況はあまり良くはありませんでした。
そんな中、ワトスン製薬というライバル会社からの合併話が持ち上がるのですが、社内に不穏な動きをするものがいると聞きつけます。

社内の経営にもかかわっているのは渡部が社長の野畑に「ジュリエット」を飲んで、一度死んでみることを提案します。
死んでみることで本当のスパイが見えてくるのでは?という提案でした。

渡部の提案を受けて、野畑は一旦死んでみることにしました。

渡部こそ、スパイそのもので、会社をワトスン製薬と合併することを画策しているのでした。

野畑の秘書である松岡は、渡部の不審な動きを察知しますが、すでに社長は「ジュリエット」を服用し、死んでいます。

生き返る2日後までに火葬してしまう計画。

野畑は肉体は死んでいるものの、三途の川はまだ渡りきっていません。
魂は肉体を離れ、

七瀬は突然の父の死に、ショックを受けるものの、未だ悪態をつきます。
しかし、心のなかではやはり父親を心配しているのでしょうか、彼女だけには霊となった父の姿が見えるのでした。

計は霊のため、会話はできませんでしたが、なんとかこの状況を脱するために娘に指示を出します。

火葬を急ぐ渡部たちと、それを防ごうと動く、娘の七瀬と秘書の松岡。

強引に火葬を行った渡部たちですが、斎場で炎の中から生還する野畑。
渡部たちの陰謀は暴かれ、野畑の会社は存続します。

そして七瀬も本当にやりたいことが見つかりました。
父のもとで薬品の開発に携わることになったのです。

感想

コメディですから、何でも許されるというところもありますが、ちょっとひどすぎる展開という気もしないでもないです。
こういうキャラクターにぴったりな堤真一さんを父親役に据え、主人公の七瀬を演じるのは広瀬すずさん。
可愛いキャラクターばかりを演じることが多いと思うのですが、デスメタルで父親を罵るというキャラクターでした。
爆笑するほどではないですが、すんなり楽しめる展開にはなっています。

細かいクスっと笑えるようなネタが豊富です。
ふざけすぎとも取れますけど、火葬場でのドタバタや葬儀場を予約できないから、デスメタルライブと葬儀を一緒くたにしたりとか、ハチャメチャです。

でも個人的に嬉しかったのはリリー・フランキーさんがあの世の案内人として出演していますが、役名が火野。
途中で「トントントントンヒノノニトン」と言いそうになって止められるシーンが有りました。
いすゞのトラックで歌っている大友康平さんも出演しているので、控えたんだろうか?とも思ってしまいますが、こういう下らないギャグが楽しいです。

社長が死んでも、社員は悲しまないどころか、遺体を安置しているのが食堂で、そのために昼食が取れなくてぼやいているとか、悲しすぎますwww。


こんな映画なのに、出演しているキャストが凄いです。
ほとんどが友情出演というか、カメオ出演というか、ほんのちょっとだけの出演ですが、そうそうたる人が出ています。

竹中直人さん、妻夫木聡さん、佐藤健さん、古田新太さん、城田優さん、池田エライザさんなど多くの有名人がこの映画に参加しています。
本当にワンシーンだけなんですけどね。

お金はかかっていない映画ですが、楽しめれば良いと思うのです。
邦画についてはあれこれ文句ばかり言っていますが、アイデア次第では面白い映画は作れるはずです。
堤真一さん主演の「俺はまだ本気出してないだけ」や「神様はバリにいる」などは、この系列のコメディ映画でしょう。
この2つと比べるとちょっと面白さに奥行きがなかったように思いますけどね。

 

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ただ、劇場に見に行きたいか?と言われると、わざわざ劇場で見たいとは思わないですね。

 


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