悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

三毛猫ホームズの推理

f:id:tails_of_devil:20210622215726j:plain

 

猫はあまり好きではないのですが、小説は面白く読んでいます。
赤川次郎さんの本をこの歳になって今更ながら読んでいます。
学生の頃とかは、周りの友人達が読んでいたりしたのですが、不思議と縁がないというか、これまでは読書する機会があまりありませんでした。

この本の前に読んだのが、「三毛猫ホームズの怪談」でした。
あの本も面白かったのですが、三毛猫ホームズシリーズの第一弾はこの本でした。
ネットで調べればすぐにこれが最初の作品だとわかるのですが、そういうことにはあえてこだわらずに読んでいます。

今回も殺人事件。
ちょっとした本格ミステリっぽいトリックもあったりしますが、ひたすら読みやすい作品ですね。

羽衣女子大学というところで起きた連続殺人事件がこの物語です。
そもそもの発端は殺人事件ではなく、その大学の文学部の学部長の森崎からの学内での売春の元締めを操作してほしいという依頼でした。
およそ刑事に向いてないと思っている主人公の片山義太郎が、その捜査にあたります。
この本では三毛猫のホームズの登場シーンがあります。

主人公との感動の初対面!とは全然違いますが、彼らは運命的な出会いですね。
なんと彼女(メス猫なんですね、ホームズと言う名前でてっきりオスだと思っていたんですけどね)は、まだ主人公の片山の飼い猫ではありません。
しかしこの作品のあとは、物語を通じて、活躍のシーンがたくさんありますね。
妹の晴美も登場していますが、気のいい後輩の石津刑事はまだ登場していません。
やっぱり先にこちらを読むべきでしたかね。

羽衣女子大という名前で、驚きました。
大阪の堺市に羽衣短期大学というのがあります。
学生の頃、そちらの大学と合コンを行ったこともあり、なんとも懐かしい感じがします。
まあ、お嬢様大学というイメージでしたね。


この一作目以降、シリーズ化してたくさん出ていますね。さらりと読めるけど、ミステリが読みたい!という人にピッタリな小説で、テレビドラマにも向いているような気がします。



 

 

Copyright ©悪魔の尻尾 All rights reserved.