悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

ウルトラマン最終回 ゼットンに敗れた話

リアルタイムでウルトラマンの放送をかろうじて見ていた世代です。
最終回でウルトラマンが負けた事によって、とても悲しくなった記憶があります。
幼かったので、設定自体があまりわかっていませんでしたが、ウルトラマンが負けてしまったという記憶が強烈でした。
そのためか、敵役のゼットンが今ひとつ好きになれないのです。
ちょっとしたトラウマだったのかもしれません。
ウルトラマンに登場する怪獣はとても格好が良くて、子供の頃はウルトラ怪獣とかが大好きだったのですが、なぜかゼットンウルトラセブンに登場する宇宙人はあまり好きになれなかったのです。

急にウルトラマンの話になったのは、Yahooでの記事を見たためです。

news.yahoo.co.jp

 

ゼットンの武器の火球について書いています。
1兆度という温度らしいのですが、そもそもそんな温度は存在し得ないと思っています。
「いや、イメージ的にものすごい高温というのがわかってくれればいいので、キリの良い数字で1兆度ということにしておきました~」
と多分担当の人はこんな軽いノリで返事しそうに思っています。

ゼットンの1兆度の火球の話はともかく、突然消えたりして背後に回ってウルトラマンを攻撃するなど、ちょっとゼットンは卑怯者だと子供ながらに思ったのかもしれません。
そして飛び道具も卑怯だと思っていました。
いや、ウルトラマンスペシウム光線は卑怯じゃないのかい?と言われるとそこはハヤタさんのように「ウルトラマンだから」という言い訳をしておきます。

ともかく怪獣は暴力的でなければいけないけれど、光線なんか出すのは卑怯で、腕力で戦ってほしいと思っていたんですね。
そんな私が大好きなのは、レッドキングです。
もう怪獣番長という名前の通り、悪そうな顔をしています。
小さな頭と太い首。
頭が悪そうです。
それがレッドキングで、なぜかウルトラマンに対してはめちゃくちゃ弱くて、怪獣の中では圧倒的に強くて、というイメージです。
レッドキングの造形は30分の子供番組に登場させるのにはもったいないほどいい出来だと思っています。
そして鳴き声が素晴らしい。
あまりに素晴らしいので、宮崎駿さんの映画「天空の城ラピュタ」でも声で登場しています。(嘘)


www.youtube.com



もう一つ好きな怪獣はゴモラですね。
大阪城を壊した張本人。
ムラマツキャップが言った名セリフを思い出します。
大阪城は大阪の誇りだ。何が何でも守らなければならない」
しかし、大阪城は無残に壊されてしまいます。
ちなみに大阪城豊臣秀吉が築城したものは特区の昔になくなっていて、今あるものもあとから作ったものですから、別に大阪の誇りというほどのものはないと思っているんですけどね。
それよりも来られた尻尾がトカゲの尻尾のようにしばらく動いているのですが、怪獣の尻尾だけあってとても巨大。
尻尾の攻撃でウルトラマンを1度は撃退したゴモラですが、彼は強かった。
なぜでしょうか、ゼットンに対するような悪い感情はないんですね。


最終回の怪獣、もうむちゃくちゃに強いゼットンを倒したのはウルトラマンではなく、人間たち。
科学特捜隊でした。
アラシ隊員がペンシル爆弾を銃で発射して命中させるんですが、その時の科特隊のやり取りが後に見てみると、コントっぽいです。
「1発しかないから外すなよ」
というのも当たり前ですが、あれだけ巨大な敵なので普通は当てられると思います。
何よりも恐ろしい威力の爆弾がペンシル爆弾という名前の通りペンくらいの大きさしかないと言うのはともかく、それを上着の内ポケットからペンを取り出すかのように出してくるというはおとなになってから見てみると、滑稽です。

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