ホリエモンの本です。
当時はPrime Readingで読んだものでした。
堀江貴文さんに対して、穿った見方をしていたとうところもあると思います。
反省しています。
少し読み直してみました。
ビジネスを考え、行動するようになって、最近になってもう一度読み直してみたんですが、もうスゴイというか、尊敬するしか無いんじゃないか?と思ってしまいます。
きっと過去の私は、
「そんなことできるわけ無いやん」
「あんたみたいにみんな頭がいい人ばっかりやないんやで」
とかそんなことを思いながら、
意識高い系と言われる人をどこかで小馬鹿にしていたような気がします。
とんでもない未熟者です。
だからこの本を読んで良かった点を少しばかり、記載し、まとめてみました。
多動力 堀江貴文
はじめに
「多動力」とは何か。
それは、いくつもの異なることを同時にこなす力のことを言う。
いずれはインターネットがすべての産業を横串で刺し、あらゆる仕事の基幹システムになるだろうなと確信した。
インターネット:水平分業型モデル
テレビ業界:垂直統合型モデル
時代は大きく変わろうというのに、日本人は「石の上にも三年」という「一つのことをコツコツとやる」という価値観から脱せられていない。
第1章 一つの仕事をコツコツとやる時代は終わった
01 寿司屋の修行なんて意味がない
もはや「ノウハウ」に価値はない
02 3つの肩書をもてばあなたの価値は1万倍になる
あなたの代わりがいる限り、あなたの値段は上がらない。
第2章 バカ真面目の洗脳を解け
03 ベストセラーはコピペ本
「全部自分でやらなければいけない」という思い込みを捨てよ。
04 手作り弁当より冷凍食品のほうがうまい
「手抜きをしてはいけない」という思い込みも捨てよ。
05 見切り発車は成功の元
すぐに始めてしまって、走りながら考えよう。
第3章 サルのようにハマり、鳩のように飽きよ
06 まずは、一つのことにサルのようにハマれ
「ハマる」ことも才能だ。バランスなんて考えず、一つのことに熱狂しよう。
07 飽きっぽい人ほど成長する
「飽きる」ということは、成長の証だ。どんどん飽きて新しいことを始めよう。
第4章 「自分の時間」を取り戻そう
08 経費精算を自分でやるサラリーマンは出世しない
人生において「やらないこと」を明確にしよう。
09 電話をかけてくる人間とは仕事をするな
技術の進化に逆行して「人の時間」を奪ってはならない。
10 大事な会議でスマホをいじる勇気を持て
他人の目を気にするのをやめないと、「自分の時間」は生きられない。
11 おかしなヤツとは距離を取る
「自分の時間」を生きるためには「付き合わない人」も明確にしよう。
12 仕事を選ぶ勇気
嫌な仕事を断る。大丈夫、仕事は逃げない。
13 『君の名は。』がヒットした理由
現代人は「無駄な時間」を我慢できない。
第5章 自分の分身には働かせる裏技
14 自分の分身に仕事をさせる技術
「原液」を作れば、寝ている間も分身が勝手に働いてくれる。
15 教養なき者は奴隷になる
太い幹となる「教養」があれば、枝葉は無限に伸びてゆく。
16 知らないことは「恥」ではない
専門外の情報や知識は聞けばいいだけだし、ネットで調べれば一瞬だ。
17 なぜ、デキる人は「質問力」が高いのか
「いい質問」ができなければ、いいアイデアや必要な情報は引き出せない。
18 99%の会議はいらない
会議は短く
第6章 世界最速仕事術
19 すべての仕事はスマホでできる
あたなが忙しいのは、仕事が多いからではない。
20 仕事の速さはリズムで決まる
大量の仕事をこなすために、必要なのは「速度」ではなく「リズム」だ。
21 ヒマな人ほど返信が遅く忙しい人ほど返信が速い
「一工夫」するだけで仕事の渋滞は解消する。
22 刑務所にいても一度もメルマガを遅らせなかった秘訣
どんな過酷な状況であれ、与えられた条件の中で最大限の効率化を図る。
23 1晩10件以上をハシゴしろ
会議もディナーも猛烈な勢いでハシゴしよう。
24 仕事の質は睡眠で決まる
よく寝てこそ、超人的なスケジュールをこなすことができる。
25 さよならストレス
本音で生きればストレスは溜まらない。
第7章 最強メンタルの育て方
26 恥をかいた分だけ自由になれる
はっきり言おう。誰もあなたに興味がない。
27 小利口はバカに勝てない
リーダーはバカでいい。
第8章 人生に目的なんていらない
28 永遠の3歳児たれ
「多動力」はおとなになるにつれ失われていく。
29 資産が人を駄目にする
持っているものを何とか生かそうとすることで、あなたの動きは遅くなる。
30 ハワイに別荘なんてもつな
予定調和の幸福を求める人生はつまらない。
31 人生に目的なんてない
今を楽しむことだけが、すべてなのだ。
おわりに
インターネットが全産業の”タテの壁”を溶かした今、いかに「多動力」が必須であるかわかっただろう。
第1章 「石の上にも三年」という価値観の転換
第2章 完璧主義 「バカ真面目」の洗脳を解く
第3章 「バランス教」のおかしさ
第4章~6章 どうやれば「多動力」を身に着けられるか
「自分の時間」を取り戻すこと
働く時間の長さではなく、「一工夫」すること
リズムよく仕事をす進めること。
「原液」となるものを生み出す。
「多動力」を身につけると、「仕事」も『遊び」も、次第に境目がなくなり、24時間がワクワクで埋め尽くされる。
この本を読んだからといって、君自身が変革したわけではない。
大事なのは
Just do it. Just do it.
ただ実践することだ。
失敗して転んでも、また実践する。
膝が擦り傷だらけになっても、子供のように毎日を夢中で過ごす。
あれこれ考えるヒマがあったら、今すぐ、やってみよう!
私のまとめ
もうおわりにのところでまとめてくれているので、本当に最初から最後まで読めばスッと入ってくる本です。
2年前の私は何を考えていたのでしょう。
お金持ちのホリエモンにたいするやっかみでしょうか?
今の自分に対するいらだちからでしょうか?
それとも未熟すぎて、この本の言いたかったことすら、理解できない、あるいは理解しようとしなかったからでしょうか。
堀江さんはこの本で、「多動力」がこれからを生き抜く上で、とても大切な能力になるだろうと言っているのです。
落ち着きなく、あれこれ色んなものに手を出す。
この部分だけを見れば、自分にも当てはまっているかな?と思えるところもあります。
しかしながら次の部分が全然違います。
サルのようにハマり~
サルをバカにしているのではなく、もうその瞬間は他の物が見えないくらい熱中せよ!ということです。
十分やりきって、飽きてから次の興味を持てというわけですね。
あっちこっち食べ散らかすこととは違うと思うんです。
辛抱することが美徳であるとか、そういう時代じゃない。
知らないことが恥ずかしい時代でもない。
恥ずかしいのは、知らないままでいることだし、自分だけが知っていると思って出し惜しみすることでしょう。
有益な情報は人にも伝えればいいし、人からも素直に受け入れる。
新しいことに常に興味を失わない、子供らしさが必要でしょう。
バランスを取るのは誰かがやります。
だから自分で、こんなちっぽけな自分でバランスなんて取らなくてもいい。
やりたいことをドンドンチャレンジすべきなんですね。
恥を感じる必要はないのです。
誰も見ていないし、気にもしていないですからね。
人生に目的なんて無い、なんて最後は締めくくっていますが、あまりだいそれたことを考えても仕方がないですね。
勇気をもらった気がしました。
自分の恥を晒しているようで、辛いですが、その時の心境と今では随分と違ったのかな?と思っています。
まあ、エラそうに、ホリエモンのこの本を価値がないとまでは書いていないものの、暗に「大したことな」みたいな論調で書いております。
本当に斜に構えていたんだなあ、当時。
深く反省です。
10年前にはこんなネタで笑っていたんですね。
すみません、ホリエモンさん。
でも今見ても笑ってしまった。不謹慎な私だ。