仁義なき戦いシリーズの飯干晃一氏の作品。
やはりこの作品にも暴力団が登場し、活躍？する。
ヤクザの暴力シーンもあるが、この作品は基本的に株の仕手戦の内容である。
今ある幸せに気づかずに欲の皮を突っ張った愚かな人たち。
近くの人間が信用できず、ヤクザを引き込んだ馬鹿な経営者たちが哀れ。
サラリーマンとして人生をカリスマ経営者に捧げた真面目な雇われ社長と美貌と若さでカリスマ経営者の妻に収まった素人オーナー。
素直にわかり会える努力をすれば何も失わなかったのに、この二人は大切なものをすべて失ってしまうことになるだろう。エンディングはあえて描かれていないが・・・。
