悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

Love Story (原題 The Classic)

借りてきたDVD。この作品を見たくてAmazonビデオを探したが、見当たらず。いつもいくTSUTAYAにはおいてあったので、そちらをレンタル。
以前見たことがあるのでなんとなく覚えているが、それでももう10年以上前の話である。ひさしぶりに見た。「私の頭の中の消しゴム」をAmazonプライムで見て、涙ぐんでしまったが、その作品よりもこちらだろうという気持ちがあった。
主演の女優、ソン・イェジンの代表作としてこの映画と「私の頭の中の消しゴム」を比べてみることにした。

どちらも良い映画である。演技がうまいというのは言葉がわからなくても表情や仕草に出てくる。脚本や演出後からもあるとは思う。
だいたいこういう恋愛もの、ロマンスなんてものは基本的には見ないのだが、たまに見ると心が震える。耐性が低いのかもしれないwww。

主人公は女子大生のジヘとその母親であるジュヒでソン・イェジンが二役を演じている。現在のシーンには母親であるジュヒは登場しない。
母であるジュヒには、父ではなく、心から愛した男性がいた。彼との文通(古めかしい)のやり取りを時折見ている母をジヘは知っていた。ジヘにも気になる人はいた。演劇部のサンミン先輩である。しかし彼を大好きだと公言する友人のスギョンに、代わりに手紙を書いてほしいと頼まれ、自分はサンミンのことを諦めようとする。
そんなときに、母のジュヒの過去の手紙を目にするジヘ。そこには自分と同じような人がいた。母を恋い慕うジュナという青年がその友人であるテスの代わりに手紙を書いているのである。

この映画では過去、つまり母であるジュヒと愛するジュナとの出会い、エピソードがかなりの割合を占める。そしてジュナの親友であるテスと母ジュヒは親同士が富裕層でお似合いの二人でもある。親友テスも初めはそれほど気乗りはしていなかったものの、美しいジュヒに惹かれ、恋い焦がれるようになるが、親友のジュナとお互い愛し合っていることを知り、自分はそこから降りる。(自殺未遂までして・・・)
しかし、ジュナと母ジュヒは結ばれることはなく、ジュナはベトナム戦争へ行く。母が結婚したのは結局テスであった。
母ジュヒを巡ってのジュナとテス、二人は親友で彼らが対立することはなかった。本当に気持ちの良い奴らであるが、お金持ちのテスは気が弱い。追い打ちをかけるかのような父親はちょっと引くが、この世代の人間としてはものすごくわかる。

母の過去を知ったジヘはサンミン先輩に対してもっと自分の正直になろうと決意する。
そして二人は結ばれるが、サンミン先輩は思いを果たすことができなかったジュナの息子だった。それがわかるのがジヘへペンダントを渡すシーン。もう映画ならではの出来過ぎの成り行きだが、本当に美しい、きれいな恋愛映画である。

 

 

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