LUCK-KEYが面白かったので、続けて見ようと思った韓国映画。本当は「ラブ・ストーリー」という映画を探していたのだが、Amazonプライム・ビデオにはなかった。関連作品としてあったのがこの映画。主人公が同じ女優さんなので。
今更な感じもするが、かなり売れた映画だったと思う。この作品ももとは日本の作品のリメイクらしい。タイトル的には「消しゴム」のこちらのほうが有名になっていると思う。
社長令嬢で奔放な恋愛を繰り広げる主人公キム・スジン。あまりに恵まれすぎているため、共感できるところはないが、やはり幸せの絶頂にいながら、自分の脳細胞が蝕まれていく若年性のアルツハイマーで愛する人すらわからなくなってしまうという物語。
頭の中の消しゴムとはそういう意味だったのかと今更知ってちょっと愕然とした。ラブストーリーだが、悲しすぎる。何よりも主人公スジンを愛したチェ・チョルスが不幸すぎる。やっと掴んだ幸せを台無しになって、なんとも不幸な男性だと思う。
それにしても不倫していたとされる男性がダサい。まあ、あえてそういう俳優にしているんだろうけど。何よりも姦通罪のある勧告で不倫というものがこんなにあからさまに描かれているのが意外。
主演女優は「ラブ・ストーリー」（原題はClassic)の主人公のソン・イェジン。ものすごい美人女優というわけではないが魅力的な女性である。男性の方はかなり格好いい。イケメンである。福山雅治をワイルドにしたような感じ。体格もある。チョン・ウソンというらしい。
こんな作品で涙が出るとは思っていなかったが、ラストシーンでは泣いていた。涙腺が弱っているんだろうか。
