悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

凶悪

Amazonプライム・ビデオで見た。
どうだろうかと思いながらも見ているとついつい引き込まれる。
内容は陰惨な殺人事件。
ピエール瀧が演じるヤクザはどこからどう見ても凶悪なヤクザである。
どこか人間味もあるが、粗暴という言葉がピッタリ。
そういう雰囲気を演じるにはピッタリの風貌の俳優である。
そして彼を裏から操る「先生」と呼ばれる人物にリリー・フランキー
こんな凶悪、醜悪な役柄もピッタリと馴染んでしまうリリー・フランキーという人は不思議な人である。
そして父になるでは気のいいオッサンを演じていたが、ああいう役柄も綺麗にハマっていたが、この映画の「先生」のような人間をやらせてもハマるし、モテキで遊び人のオッサン、ちょい悪オヤジ(ちょいワルどころではないが)をやらせても似合っていた。
そして主人公のジャーナリストを演じる山田孝之
若手俳優で最も演技力があると思っているが、この作品でも良さが溢れていた。
ボケ老人の母親を抱え、苦悩する妻を放置して、家庭生活は無茶苦茶であるが、死刑囚の獄中からの告発を受けて記事にしていく。
そこで明らかになって「先生」逮捕。
死刑囚の減刑のための道具となってしまったのだが、いろいろと考えさせられるところのある映画である。
えげつないシーンもあるので、家族で和気あいあいと見るような映画ではない。

山田孝之ピエール瀧リリー・フランキーという個性あふれる俳優たちの演技も良かった。

凶悪

凶悪

実話をベースにしているらしい。そこになんとも言えぬ恐怖がある。

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