悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

マッド・マックス 怒りのデスロード

名作マッドマックスのリメイク版。
と思っていたが、全然違った。
名前だけマッドマックスでストーリーなんかもぜんぜん違う作品と言っていい。
なのでそういう点で期待していた、過去作品を知っている人にとってはかなりがっかりする作品。
だが、別作品としてみると映像は綺麗だし、迫力がある。
色んな所がはっちゃけ過ぎて、もはやストーリーがどうこういう作品ではない。
なので主人公のマックスが家族を失った悲しみなどが一応描かれてはいるが、訴えかけるものはない。
主人公も果たしてマックスなのかどうかもわからない。
あのトレーラーの運転手の女性が主人公という気もしないでもない。
美人女優のシャリーズ・セロンらしいが今回の作品では女性らしさは一切なし。
悪党親父の美しい性奴たちを開放する役回りで実質主人公だと思うが。
悪党一味でボスの信奉者の兄ちゃんもあっけなく寝返ったりするが、彼はどこまでもいいやつなのである。
それ故になんとか最後まで生き残って欲しい気持ちもあったが、そうでないからこそ「いいやつ」なのかもしれない。

評価は高いらしいが、そこまでいい映画か?と聞かれたら、「大したことない」というのが本当のところ。
ただ、もう評価とかそんなことはそっちのけで、「こういう映画を作りたいから作った、こういうのを見たいとお前たちも思ってたんだろ?そういう奴は見ろや」というノリの映画で細かいことをガタガタ言う奴は見てられない。
ツッコミどころ満載というよりも全編通してそういう調子だしね。

ま、こういう映画もあってもいい。

悪党どもが、雑魚過ぎて笑える映画。
ギターがいいな〜www


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