悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

クレイマー

クレイマーが増えた。

お客様は神様ですというのは嘘である。

クレームは宝の山なんていうのも嘘っぱちだ。

お客様はお客様である。
ありがたい方であるが販売する側、作ったものを提供する側とそれを使う、消費する側は対等である。

製品に問題があり、それに対して苦情があるのはしかたがないことである。
あるいは実際に嫌な思いをしたお客様の気持ちもわかる。
しかし、全てお客様の思い通りになるというものでもないし、工業製品の場合は故障することもありうる。
期待したものでなかったとがっかりする人も多いと思う。
致し方ない部分である。
期待感があってお金を支払って購入するわけである。
買ってよかったと思える人と、無駄な買い物をしたと後悔する人。
人それぞれである。
購入した限りは良かったと思いたいし、そうありたいが、なかなか期待通りではないこともある。
仕方がない。
それに対してすべて交換や返金、あるいはお客様の納得する形での対応はできるはずもない。


ましてや中古のものに関して、一体どういうつもりなんだろうと思うことも多々ある。

メーカーにとって新品の商品を購入されたお客様が使い方や不具合について対応を求めるのはよく分かるし、これはメーカーがきちんと対応スべきことである。
しかし中古品となると故障についてはメーカーに言うべきことでもないし、(ま、有償修理ならたいていのメーカーは部品があるかぎりはしてくれるだろうけど)クレームを言うのは筋違いだと思う。

どうどうとメーカーに中古製品の購入相談をしてきたり、使い方を聞いてきたり、購入したばかりで壊れたから新品をよこせと言ってきたりする人がいる。
こういう輩はたいてい年配の人が多いように思う。
一体彼らはどういう教育を受けてこんなありえないことを要求できるのだろうか。

すべての人がこういう人ではない。
殆どの方はクレームをいうほど暇人じゃない。
思っていたものと違った、期待を裏切られたとしても諦める人が大半。
そこの製品をもう買わないと誓う人もいるだろうし、また購入する人もいる。
続けて期待を裏切られるとそのメーカーの信頼があ落ちるだけのことである。

一部のクレーマーのおかげで本当の「お客様」が本当のサービスを受けられないというのはなんとも辛いところである。

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