鈴木光司原作の「リング」。
この映画を見た時も原作から曲げられている部分があって不満だったが、それでも原作を尊重したところも多く、何よりも怖さがあった。
やはり俳優の力量というのもあるだろうと思う。
それ以上に今日、テレビで見た「貞子3D」はひどすぎる。
もはや原作はどうでもよい。目指しているところがどこなのかもわからない。
一応ホラーで見ている人を怖がらせることが目的の映画だと思うが、悲しいくらいに怖くない映画だった。
もちろん楽しい映画でも面白い映画でもなく。一言で言うとつまらない。
本来日本の恐怖映画は心理的に徐々に追い詰めていく、そういう作品であるはず。呪いや怨念などをもっと深く掘り下げて語り尽くして欲しいのに、チープな3D映像でもはやインターネットで流れている無料動画レベル。これをお金を出して映画館に見に行った人はさぞかしがっかりしたと思う。
役者の演技もひどい。わざとらしいというか、石原さとみの過呼吸みたいな声がうざかった。
貞子3Dの続編2の宣伝として放映したと思うが、かえって悪影響ではないか?とも思える出来。そもそもこんなクソ映画に続編を作るとは…。
映画のスポンサーにリーブ21があったのがなんとも皮肉。
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