悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

Lotus1-2-3終了、そしてファミコン誕生30周年

先日Lotus1-2-3がサポートも終了するというニュースがあった。こちらは発売からちょうど30年を迎えての終焉。
一時はパソコンを使うのはロータスを使うため友いわれたくらいのメジャーなソフト。
購入したソフトの中で最も高価なソフトだったと思う。希望小売価格は98000円というパッケージソフトとしてはとんでもない値段。
しかしこれが案外売れていたのである。
そもそもパソコン自体も20万円以上していたし、CRTモニターも別途7万円くらいはしていたと思う。
ただしこのソフトの便利さを知ってしまうと集計用紙にチマチマと縦横計算していた人は本当に馬鹿らしくてやってられなくなる。
しばらくは日本の国内にはPC9801と一太郎ロータス1-2-3という時代が続く。今で言うところのWintel帝国ってところか。
DOSで強かったこれらのソフトはWintel帝国によりWindows時代に乗り遅れてしまった感があり、気づいてWindows対応をした時にはすでにExcel、WordのOfficeにしっかりとユーザーを奪われてしまっていた。

そしてファミコン生誕30周年。
そもそもはじめは子供向けの玩具である。これも一過性のブームではなくゲーム文化として定着する。パソコンゲームではなく、コンシューマーゲーム機、据え置き型ゲーム機として新しいハードが次々に登場してくる。
最初の頃のゲームソフトはしょぼかった。ブロック崩しや野球ゲーム、サッカーゲームなどものめり込むほどではなかった。やはりスーパーマリオブラザーズの登場やドラゴンクエストというヒット作が出て、これまでのゲーム機のイメージを一新したのが大きいと思う。
その後はスーパーファミコン、そして任天堂からSONYに覇権は移りプレイステーションの時代に。
プレイステーション2も成功を収めるが、これまであった数多くのハードウェアメーカーは淘汰され、任天堂SONYMicrosoftの3つに絞られているのが現在の状況。
もっとも据え置き型ゲーム機はゲームマニアのものとなり、徐々に市民権を失っているような気がする。まずはゲームボーイPSPなどの携帯型ゲーム機にかなりのユーザーを奪われている。
そしてそのユーザーもさらにスマートフォンのゲームにかなり奪われていると思う。

30年というのは製品寿命として長いのか短いのかわからない。時代の進歩は相当な速度で進んで、これからもますます加速していく。古くからある道具は改良されることはあってもその速度は遅く現在も使われているものは多い。
工業製品は新しい製品が開発され、その機能が以前の商品を駆逐してしまうことがある。
今は花型のスマホタブレットも30年も寿命はないと思う。どのようなものが出てくるのかはわからないが、それらを一切合切淘汰してしまうような技術や商品がまた出てくるのだろう。

Copyright ©悪魔の尻尾 All rights reserved.