IP６５準拠と言う言葉を聞いてもピンとこない。あまり一般的ではない言葉だ。
IPと言えばインターネットプロトコルの方を思ってしまう。これが普通だと思う。
ここで言うIPとは「電気機械器具の外郭による保護等級」のことだそうである。IPコードとも言われるものであるらしい。
IP65の最初の6は防塵性能を示し、後の数字の5の方は防水性能を表すと考えてよいと思う。
どちらも０が保護がされていないもので、防塵の方は（正規では外来固形物に対する保護等級というらしい）６が最高で粉塵がまったくはいらない構造と言うことになるらしい。防水の方は（正規では水の浸入に対する保護等級というらしい）８が最高で継続して水没しても浸水しないことが条件
パソコンでこれを満たしているのは有名なパナソニックのタフブックの一部の機種。PCを手荒に扱う人は基本的に少ないと思うが、最近は軽くなって毎日持ち運んで仕事に使用している人も多いと思う。通常はノートパソコン、モバイルタイプのものでいいと思うが、現場での作業、特に屋外で24時間体制の仕事などでは雨や埃などに晒されることになる。そういうタフな環境で使うことを考えるとこういう一定の基準はやっぱり満たしていてほしいと思うのだろう。
ただ、PCの丈夫さはこの筐体だけではない。どれだけ頑丈に作っても案外OSがおかしくなって動かなくなるというのは共通していると思う。
こればかりはしかたがない。
