女房が借りてきた本である。
こんな作品があることは全く知らなかった。
盛り上がりのかける内容、稚拙な文章。ストーリーの合理性や展開の意外性などが感じられず、すぐに読みきれる内容ながら読みきった後には徒労感しか残らなかった。
結局納得ができないまま終わってしまったストーリー。残酷なストーリーだが、そういう恐怖を描く作品でもなく、中途半端。
ありえない展開。クラスの全員が死んでいくのにクラスのメンバー以外の関わりが殆ど無い。担任の先生や校長、警察、子供親たちというのが飾り程度でしか登場せず、とてつもなく薄っぺらい感じ拭えない。携帯のメールで指令が来るのだが、逃れようがないというのも納得できない。オカルトやホラーならそういう矛盾や理屈を超えた所で存在しているのでそれはそれで認めるが、ホラーというには表現が稚拙で恐怖を感じない。あんなに人間が死んでいるのに共感する部分がないのも痛い。
勝手まで読む本ではない。
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