悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

アンノウン

リーアム・ニーソン主演のサスペンスアクション映画。
リーアム・ニーソンが好きなのか、彼の映画にはあまり外れがないような気がする。
ピアーズ・ブロズナンとの共演のセラフィム・フォールズも面白かったが、96時間も非常にテンポがよく、「親父頑張れ!」と声を掛けたくなるほどである。
今回もこの熟年親父が大活躍するストーリー。終盤カバンの中から発見される身分証の生年月日が個人的に私の生年月日と近くて「え?」という感じがしたが、そんなおっさんがだ無理をおしてアクションをしている。アクションのスピード感はさすがにないが、体格がいいので迫力はある。

映画自体は格闘などのアクションは殆ど無い。ストーリーが謎めいていて、私は誰?と迷うことになる。

バイオテクノロジーの科学者で友人の博士の発表が行われるということでドイツ入りしたマーティン。空港から高級ホテルへタクシーで移動するが、妻がチェックインするときにカバンを忘れたことに気づき急いでタクシーで空港へ引き返す。
引き返している途中でタクシーが事故を起こし、川下へ転落する。そして記憶を失い、カバンも手元にない。彼の身分を証明するものはない。
なんとかホテルにたどり着き、妻を見つけるが、妻は「あんた誰?」状態。
???となりながら混乱するマーティン。自分の存在を証明しようと必死になる。そして彼を消そうと企む一味が・・・。そこで自分はマーティンであり、何かノ陰謀に巻き込まれていることに確信するが・・・・。
最後のほうで更にどんでん返しがあり、マーティンは何者なのかというのがわかる。いろいろ考えればおかしな部分はまあ、映画ということでいいが、なかなか面白かった。
主人公のリーアム・ニーソンはもちろん良かったが、妻役のジャニュアリー・ジョーンズという女優が冷たいほどの美しさを発揮していた。氷のような女性。まさに彼女の役どころはそれでぴったり。事故を起こしたタクシー運転手も女性で、もう一人のヒロインと言える。彼女もドイツ系の雰囲気で若干冷たい感じがするが、ストーリー的にドンドン熱を帯びた女性に変わっていく。最後は人間としての正義感でのみ動いたということである。

見て損はないと思う。なんとなくインセプションを思い出したのは車の落下シーンで・・・。あれはモロにパクっている?

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