PCを使う人なら誰でも考えないといけないことがバックアップ。
失ったデータは2度と戻らない。だからマイドキュメントやメールデータ、デジカメの写真データなどは特にしっかりとバックアップしなければならない。とよく言われる。これがまた面倒臭い。デジカメの画像データはよく写真が撮る人なら本当にすぐに貯まる。データの量は多くとも割とバックアップしやすいのがこういう画像データ。アルバムソフトなどで管理している場合に、そのアルバムデータとかも一緒にとなると、ソフトの設定情報とかも含めてバックアップしないといけないけど、そんなモノは流行り廃りのあるものだし、画像のデータのみでいいと思う。最悪もう一度アルバムを作りなおせばいいし。
お気に入りもこんなに検索エンジンが発達しているのでどうしてもとっておかないといけないという程でもない。まあ、バックアップするのも難しくはないし、データの量としては本当に知れている。
メールのデータは一番厄介な部分かもしれない。それでも最近のよく使われているメールソフトならバックアップはそれほど難しくない。リストアもそれほど難しくはない。
問題はOSが変わるとき、メールソフトが変わるとき。ある程度下準備というか情報は仕入れておいたほうがいいかもしれない。XPから７PCに乗り換えたりすると、メールソフトが変わる。OEからWLMに乗り換えというパターンが多い。XPからVistaの場合はOEからWindowsメールというパターン。これにOfficeソフトのOutlookの各バージョンの場合やThunderbird、Becky!あたりが多いかもしれない。
マイドキュメントの中の重要ファイルなどはそのままコピーでいい。量的にHDDを圧迫しているということはまずあるまい。やはり画像、動画、音楽というものが入っているとHDDはいくらあっても足りないというくらい。iPhoneやiPadでiTunesを利用する方も多いと思うが、iTunes絡みのデータも相当な量になる。そういうデータをたくさんPCで利用するのであれば、外付けHDDや増設HDDを使うのがいいと思う。PCを乗り換えた際にバックアップするのが面倒にならない。そのまま利用出来るからだ。
ソフト関係はバックアップしない。するだけ無駄。そのまままるごとバックアップというのに憧れたこともあったが、バックアップにかかる時間とリストアにかかる時間、それにきちんとリストア出来るかどうかというのはやってみないとわからない点などから考えて、馬鹿らしく思う。なにより再インストールやPCを乗り換えたりするのに前の汚い環境を引きずる意味なんてないし。せっかく綺麗にできるんだから、いるものだけソフトはインストールすればいい。
ドライバ類もネットから最新のものを入れるのがいいだろうね。
メールもGmail、ドキュメント類もオンラインストレージにおいておくようになると本当にバックアップの必要がなく便利。
最も大事なバックアップはIDやパスワードの管理ではないだろうか。
