悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

日本人が99%知らない戦後洗脳史 苫米地英人

通勤で読んだ本です。
まとめたいと思いつつも、無精していました。
せっかくの読んだ本ですので、まとめることで頭の中を整理していきたいと思います。

 

タイトルはキャッチーです。
99%とかの数字はとにかく目を引きます。
サブタイトルも「ウソで塗り固められたレジーム」となっています。

目次

はじめにー日本の洗脳の歴史

第1章 戦後は終わっていない

第2章 天皇家のゴールド

第3章 本当の世界大戦

第4章 戦後レジームの正体

第5章 戦後復興の真相

第6章 インペリアル・ジャパン

終わりにー日本の本当の戦後史

 

内容

この本の冒頭にあるように、日本という国は太平洋戦争で負けました。
敗戦国なのです。
それをどこまで理解しているのか?
退却を転進なんて言葉で有耶無耶にしたように、敗戦を終戦と言い換えてきたことが責任逃れであったのかと思います。
戦後70年の間に日本は平和な国として世界に貢献してきた=戦争の禊は済んだと思っているのですが、戦勝国は全くそんな風には思っていません。
世界から見れば、日本は、大日本帝国のままで、目を離せば何をしでかすかわからない国なのです。
そういう事実を日本の裏の歴史を通して、戦後史を語っています。

無条件降伏した日本の終戦直後はGHQによって統治されます。
当時物資が不足し、多くの人が貧しさを共有していましたが、実際には軍部が財宝をかなり留保していたのです。
「欲しがりません勝つまでは」というスローガンも作られたもので、実際には財宝はあったのです。
しかしそれらはGHQによって押収されました。
戦勝国であるアメリカがぶんどったのではなく、この財宝を横領したのは、日本の官僚と彼らのつながっていた財界人たちだったというのです。
戦勝国ではなく、戦争責任がある国のトップたちがドサクサにまぎれて懐に入れたのです。
また一部はGHQにも流れていたが、彼らは着服するというよりは日本という国をコントロールする(洗脳する)ための資金として利用したのです。

日本の中枢にいた権力構造を弱らせるために、GHQはあえて左派勢力を優遇うしたのです。
つまり日本のリベラル派は、社会主義国家の陰謀によって出来たわけではなく、GHQの置き土産として作られたものです。

東京地検特捜部はGHQによって作られた組織。
GHQが残した戦後日本の対立構造に、改憲派護憲派というものがありますが、もう一つ警察と検察の対立の構造も出来てしまいました。

このアメリカの統治というのも、日本の国民を考えてものではなく、アメリカの一部の富める人たちのための都合に合わせたものでした。
それらは今も続いており、独立国と言うよりはアメリカの従属国。
財閥も国の舵取りをする官僚機構もアメリカの顔色を伺いながらなのです。

 

感想

この手の本の目次やトピックとなる部分だけを読むと、かなり正論とは外れたことを書いているトンデモ本のように思います。
しかし、内容は刺激的でも、核心を突く部分があり、考えさせられます。

今、私たちが生活している日本という国は本当には独立国だったのかどうかと言うのを再度考えさせられます。
軍を持たないからとかそういうことではなく、アメリカという国によって統治しやすい構造に洗脳されてしまっているのです。
教育と言うのは即効性はありませんが、戦後70年以上も経過した現代、すっかりと日本という国は牙を抜かれてしまったと思います。
戦勝国であるアメリカを憎むことなく、むしろ親しみを感じている人たちは多いですよね。
でも冷静に考えてみると、アメリカと言う国が犯した戦争犯罪は人道的な見地あkらはとても許されることではないのです。
原爆投下。
しかも2発もです。
牙を抜かれ、精神的な支柱もコントロール下に置かれていた戦後。

戦後生まれの私たちは、戦争について、知らなさすぎるのです。
戦後史に関してはどこまで言ってもタブーなところがあり、小学校、中学校、高校友にまともに扱いません。
縄文土器弥生土器の違いや、銅鏡がどういうものであったか?と言う古代史が不要とは言わないけれど、そんなところを掘り下げてやるのは大学で良いはずで、本当は現在の日本に直接影響のある近代史をきっちりとやるべきだと思うのです。
戦国時代や幕末と言うのは小説のテーマになりやすく、多くの人がそれらを読んで、多くの人が色んな考えを持っていると思います。
しかし、この戦後について、動乱期であったことを割り引いたとしても、もっとしっかりと学ぶべきでしょう。
サンフランシスコ講和条約敵国条項について日本国民のどれくらいの人が知っているのでしょうか。
この本を読んでみると、「改憲派だとか護憲派だ」とかいう議論そのものが些細なことにすぎないと感じます。
もっと早い段階からブレトンウッズ体制や金本位制ということを教育で教えていかなければならないのに、統治しやすい国民=無知を作るためにあえて歴史教育から戦後史というものをタブーとしてきたのだろうと思いますね。

戦後のアメリカが日本に行った洗脳教育として、「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」というものがあり、それは戦争責任は日本にあるという思想を日本人に刷り込むための各種プログラムです。
そのための手駒として作られた放送局が国営放送である日本放送協会NHK)。
つまりNHKGHQによって作られたのですね。
そして民放テレビである日本テレビが開局したときの正力松太郎氏はCIAのスパイであり、CIAは彼を通じて読売新聞、日本テレビによって日本という国を裏からコントロールしていたのです。

戦勝国アメリカによってすっかりと野生の牙を抜かれてしまった日本。
敵対する気がないから牙は必要ないと言う意見も分かりますし、牙を鍛えて外国とことを構えろと言うつもりは全くありませんが、現実には軍事力という背景を持たずに世界でモノを言っても全く相手にされないと言う状況です。
更にいうなら、日本国内で満足しきっているのか、海外に対しての発信力もあまりありません。
ただ食物を与えられていれば、生きていける、飼われたペットのようなもので、そこには主権というものは見せかけで、内に等しいのではないのかと思ってしまいます。
ジャパン・アズ・ナンバーワン、メイド・イン・ジャパンであることを誇りの思っていた時代からすでに30年にもなりますが、そもそもパックスジャポニカアメリカと言う国にシナリオを書かれた上でそうなっただけなのではないのかと思います。

アメリカがくしゃみをすれば、日本は風邪をひく」
この言葉は私が幼い頃から何度も耳にした言葉です。
最近でこそあまり聞かれませんが、本質的には今も変わらず、アメリカと正面切って議論するという立場にまだないという気がします。

ロシアの支配から逃れるために、NATOに近づいたウクライナが、ロシアによって攻め込まれ、ウクライナの国民が大変な状況になっています。

日本もアメリカと全面的に対立するようなことがあれば、日本列島各地にある米軍基地が日米安保のためではなく、日本の国そのものを「力」によって支配する行動に出るのかもしれないと思うと恐ろしくもあります。
ただ、時代遅れのロシアと違って、すでに情報戦争の勝ち組であるアメリカはすっかりと日本という国、国民を洗脳しきっている気もしますね。

シャーク・ナイト サメの恐怖映画には違いないけれど~

息子とともにサメの映画を色々見ています。
これまでもくだらないサメの映画やワニの映画なども見てきました。

個人的にはとても苦手な蛇ですが、蛇が出てくる映画も見たくないけれど、見てしまうみたいな、嫌なものだけどついつい見てしまう、臭いのはわかっているけどついつい匂いを買いでしまうみたいな、そんな感覚でしょうか。

サメの映画もそういう感覚に近いかも知れません。

そして今回見たサメの映画もB級には違いないけれど、予算の点でも、映画の作りにしても「オープン・ウォーター」とはずいぶんと違います。
ただ、圧倒的に儲かったのは「オープン・ウォーター」には違いありません。

 

映画の概要

監督:デヴィッド・R・エリス

脚本:ウィル・ヘイズ/ジェシー・ストゥーデンバー

製作国:アメリ

公開:2011年

上映時間:91分

制作費:25,000,000ドル

興行収入:40,000,000ドル

ストーリー

大学の仲間を誘い合わせてサラの別荘地クロスビー湖にやってきました。
とても素敵な場所で、大学の友人たちはすでにハイテンションになります。
プロのスポーツ選手としてすでに将来を嘱望されているマリクは以前からのガールフレンドであるマヤにプロポーズするつもりでした。
マリクは運動神経がよく、水上スキーもお手の物。
仲間の前でその腕前を披露します。
しかし、マリクが突然転倒。
すぐに水上に上がって来ないのを見て、仲間たちは彼のジョークだと思いましたが、なんと彼はサメに襲われており、片腕を失っていました。
引き上げたマリクは出血とショックで気を失います。
そばに寄り添うマヤでしたが、そこにサメがやってきて、マヤは転落。
すぐに救命具で引き上げようとしますが、サメに追いつかれて殺されてしまいます。
サメとの格闘の末、他の人間は何度か生き延びますが、モーターボートは破壊されてしまいます。

緊急事態に陥った大学生たちは直ぐに連絡を取ろうとしますが、電波が届かず、連絡が取れません。
軽い気持ちで男子たちと遊ぼうと思っていたベスは早速ここからさりたい気持ちを爆発させます。

そこへこの湖へ来るまでに、ひと悶着あったデニスとその相棒のレッドがやってきます。
デニスはサラの昔の彼氏でしたが、過去に事故で顔に傷を負っているのでした。
デニスの船で街に戻ると言い出したベスに男子のゴードンが付き添っていきます。

デニスたちの船で、彼らの本性を知るベスとゴードンでしたが、もうすでに時遅し。
彼らの運命は「死」のみでした。

気がついたマリクはマヤが死んだことを知って激怒します。
サメへの敵討ちへ向かうのでした。
シュモクザメが襲いかかりますが、マリクは怪我にもくじけることなくサメを殺します。
しかし、ついに体力が限界に達し、すぐにでも病院へ運ばなければなりません。
ブレイクはジェットスキーにマリクを乗せて街へ戻る事になりました。
しかし、マリクもブレイクも街へたどり着くことはできませんでした。

一方別荘に残ったサラとニック。
そこへ保安官がやってきます。
しかし、保安官によって眠らされたニックは、気づいたときには手足を縛られ、ここまでの経緯を保安官から聞くことになりました。

それはサメが人を襲う生々しい映像を撮影し、それを販売すると言うなんともおぞましい内容でした。

サラも戻ってきたデニスたちに拘束され、サメの餌になろうとしています。

サラとニックの命運は今にも尽きようとしています。
でしたが、保安官がやってきます。


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感想

サメの映画であっても怖いのはサメではなく、人間でした。
サメはただ本能のままに餌に襲いかかるだけであり、餌となるための罠を仕掛けているのは悪辣な人間たちですね。

オープン・ウォーターと違い、実写ではありません。
ときにCG、時にはVFXと使い分けていると思います。
なので、それなりに制作費はかかっています。
俳優も一流どころはいませんが、B級と片付けるには惜しい映画です。


私は、映画であることを考慮して、ホラーと考えるなら、まあ、そんなに悪い映画とは思わなかったですが、息子の評価は悪かったです。
サメが人を襲うのは怖いと思いながらも、見ていますが、人間によってそういう酷い状況を作り出していることが許せなかったみたいです。

それよりも、ドラマ的にはちょっと?と思える部分が気になりました。
たとえば主人公のサラでしたが、彼女はかつての恋人デニスといざこざがあった原因がボートによる事故でした。
ボートを回したときにスクリューで彼の顔に当ててしまったのです。
まあ、デニスと言う男はもともとかなり問題のある人間で、事故に合う伏線もあったとおもいます。
それでもそんな事故があったら、普通モーターボートの操縦なんてしたくないと思うですが、この別荘地に来るときには保安官とモーターボートで激しいチェイスをするなど、全く事故を起こしたことに反省しているようには見えませんでした。

もう一ついうなら、片腕を食いちぎられたマリクです。
マリクは運動神経に優れたアスリートの役です。
もちろん腕っぷしも強く、喧嘩にも強い役柄ですが、片腕を食いちぎられた状態(=出血多量で気絶していた)で彼女の死を知って復讐に燃え、サメを倒すというのもちょっと無理がありすぎると思うのですね。

とは言え、この映画には定番のホホジロザメが出るのはもちろん、シュモクザメオオメジロザメと言ったこわーいサメがたくさん登場します。
ダルマザメというこぶりなサメも登場するのですが、このダルマザメの殺陣シーンが一番エグいかも知れません。
ただ、ダルマザメが浅瀬で人間を襲うと言うのはあまりにもリアリティがなさすぎる気もします。


任天堂SwitchのJOYコントローラーの修理

娘のお下がりの任天堂Switchでゲームを楽しむ還暦前のオヤジでございます。
「いい歳してゲームばっかりやって~」と妻の小言が聞こえてきそうですが、ともかく、面白いゲームはやっぱり面白いのです。

ついつい夢中になっていると睡眠時間が侵されます。
寝不足がちになり、通勤時の読書にも影響が出たりします。
もちろん仕事にも影響が出ますので、あまりゲームのやりすぎには注意が必要ですね。
(普通は仕事への影響を第一に考えるべきですね)

現在プレイ中のゼノブレイドですが、メインストーリーは9章で止まったままで、サブクエストの回収がとてつもなく多いですね。

 


さてそんな中、ファイアーエムブレム風花雪月というものをダウンロードしてプレイし始めました。
このゲームはロールプレイングゲームではなく、シミュレーションゲームということになるのでしょうか。
昔ながらのターン制のゲームで、大戦略シリーズやスーパーロボット大戦シリーズなんかをプレイした人ならすんなり溶け込めます。
とは言え、わかっていたことですが、このゲームも恐ろしいほどに時間を溶かしてくれるゲームですね。
ゼノブレイドもエンディングを迎えていないのに、新しいゲームに手を出すとは…。
まあ、どちらのゲームも新作ではないですけど、ものすごくハマるゲームであることは間違いないと思います。
まだ第1部です。
金鹿(ヒュルシュクラッセ)というクラスを選びました。
そちらの先生として子どもたちを教えるということです。
ただし、教えているのは普通の学校の教科ではなく、戦い方なんですけどね。
殺伐とした世界のはずなのに、学園モノなんですね。
いや、メッチャ若返っていて、イケメンですね。
毛もふさふさありますし~。
女子学生はみんな美人ですしね。


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ゲームを楽しんでいます。
ところが、娘からも譲り受けたゲーム機にケチを付けるわけではありませんが、アナログコントローラーの部分、特に移動に利用する左のアナログスティックの状況がよくありません。
SwitchのJOYコンあるあるのひとつなのですが、触れていないのにキャラクターが勝手に動くという状況です。
本来はアナログスティックに触れていなければ、入力されていませんが、選択画面などでも勝手に動いてしまうのでご操作が多発。
これではゲームを楽しめません。
任天堂側もこの事情はよくわかっているようで、設定の中にコントローラーの調整の項目があったりします。
そして修理もこの手の修理にしてはお安めの設定になっています。
とは言え、大体2000円ほどかかるらしいです。

そういうわけでプロコン互換コントローラーを購入してプレイしていましたが、それはそれで面倒なところもあります。
せっかくのSwitchの売りであるJOYコンですしね。

プロコンも純正品はとても高いですが、JOYコンは更にその上を行く価格となります。
左右についていますので、2つ購入すると8,000円を超えます。
ちょっと躊躇するお値段。
プロコンの価格も7,000円ほどしていましたので、互換コントローラーを購入したくらいですから、買おうとは思えなかったのです。

修理はおよそ2000円くらい。
プロコン互換コントローラーがあるので、修理中もゲームはできますが、やっぱり送るのも修理受付をしてもらうのも面倒ですしね。

そこで目に止まったのが、JOYコンのアナログスティック修理キットです。
Amazonで探してみると、出るわ出るわ、大量にあります。
どれがいいのやらは全くわかりませんが、手頃な値段でエイヤ~!とポチリました。

 

 

こんなのですね、
で、自分で交換できるんだろうか?
不器用さには自信がある方です。(←自慢すな~)

結果はちゃんと出来ました。
いや、これは絶対に悩んでいたら、自分で修理すべき案件でしょう。
手間や面倒臭さというものを考えると、修理で送ったりするほうがよほど手間だと思います。

とは言え、小さなお子様が自分で修理できるというほどのものではありません。
このキットにはピンセットやY字ドライバーと言った特殊な工具が付属しています。
つまりY字ドライバーであの小さなコントローラーの蓋を開けると言う作業があります。

難しかった点をいくつか上げておくと、
①Y字のドライバーでコントローラーの蓋を外すときに、Y字部分をなめてしまわないこと。
これは当たり前ですが、ネジをなめてしまうとどうすることもできません。
しっかりと圧力をかけながら回せば、そんなに力は要りません。
②バッテリーを外すときに両面テープのようなもので外れにくくなっている場合があります。
それでもあまりこじたりせずに取り外してください。
何せ、コントローラー自体が小さい=いろんな部品があまり強度がないはずです。
③フラットケーブルの着脱。
ここが一番難しいかも知れません。
パソコンの自作経験がある方なら馴染みのあるフラットケーブルですが、コントローラーが小さいのでフラットケーブルと言ってもとても小さなモノです。
外すのはストッパーを上げれば簡単にできます。
装着のときには同梱のピンセットを使って押し込んで、ストッパーを下ろせばOKです。

こんなケースに入っています。
大きさはスマートフォンくらいです。
思っていたよりも小さいですね。

これに表紙になっていたのが、取扱説明書で、交換方法なども詳しく写真つきでした。
とてもわかり易いと思います。
交換用のアナログコントローラーが4つ、ついています。
Y字と十字のドライバーとピンセットなどの必要な工具とネジや清掃用の刷毛、画面を磨く布もついています。

 

交換した部品です。
Switchのアナログスティックの大きさから、フラットケーブルの幅を想像してみてくださいね。
5mm程ですかね。

もしコントローラーが調整してもご動作をするようであれば、買い替えや修理に出す前に、修理キットを試してみるのも良いかも知れません。
 
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