悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

タトゥーという入れ墨がファッションという文化について

大阪湾淀川の河口に迷い込んだマッコウクジラのニュースを見ました。
深海にいることが多いマッコウクジラが大阪湾に入ることもましてや川に流れ込んでくることも非常に珍しいことです。
かなり衰弱しているようですが、子供とはいえ8メートルもの巨体ですから、簡単に移動させることもできず静観です。

 


さて大阪堺市では、隣人を殺害したとされる男性が先日逮捕されました。
逮捕された男性の両腕にはタトゥーが入っており、普段からの言動も怪しく、同じマンションに住む人達からも蛇蝎のごとく嫌われていた模様です。
この人間の凶行は許されるものではなく、厳しく裁かれることでしょう。
大変身勝手な人間でどこで道間違えてこのような人間となってしまったのか気になります。
おそらく勉学や勤労とは程遠い人間で、32歳で無職。
元暴走族でキレやすく、すぐに絡んでくるタイプの人間のようです。
そういった人間の隣に住んでいるというだけで殺されてしまった被害者の方が気の毒でなりません。

今回の内容は私の個人的な意見です。
タトゥーをファッションとして楽しんでいる方を真っ向から否定、批判をするつもりはありません。

さて彼の両腕、手の甲までに入ったタトゥー。
もう隠しようがありません。
そもそもタトゥーを入れている方に共通するのは、隠すつもりもなく、これみよがしに見せてくるところです。
まあ、「ファッション」の一種と思って入れている人も多いとは思いますから、見せなければ意味がないのかもしれません。
タトゥーは刺青のことですが、日本の極道と呼ばれる人たちが背中に入れるいわゆる入れ墨とは違うようです。
入れ墨は皮膚に鋭利な道具を使って彫り込み、そこに色を流し込むわけで、かなり痛いらしいです。
タトゥーと呼ばれる今風の刺青はレーザーを使って簡単に入れられるということもあり、若い人たちが結構入れていたりします。
もちろんタトゥーではなく、タトゥーシールであったりもしますが。
タトゥーと入れ墨は違うという人もいますが、基本的に道具や皮膚に掘る深さによる違いはあるにせよ、同じです。
一度入れると簡単に消せるものではありません。
レーザーで簡単に入れられるタトゥーの場合、比較的簡単に消すことができるとも言われていますが、その跡形は醜い皮膚の状態になるとも聞いています。
有名人、特にサッカーや格闘技などのスポーツ選手などがタトゥーを入れているのをよく目にします。
そういう影響力の強い人達によって、若い世代でタトゥーを入れる人が増えている気がします。
ああいうのを見て、格好が良いと思うのが今の世代なのでしょうか?
どうも馴染めません。
むしろ不快感すら感じます。
最近も職場の仲間で仕事の後、食事をしたのですが、そのファミリーレストランにも両腕にタトゥーをした男性がカップルでいました。
この時期ですから寒いのですが、タトゥーを見せびらかしたいのか、Tシャツ一枚で両腕をむき出しにしています。
頭は茶髪の20代でしょうかね。
連れの女性もなかなかけばけばしい感じです。
似た者同士のカップルと言ってしまえばそれまでです。
あまり「ガン見」してしまうと「なにメンチ切っとんねん~!」と無意味に絡まれることにもなりかねないので、あくまで「チラ見」なのですが、ああいうタイプには関わりにならないほうが良いなあと思います。
見た目やファッションで人間を判断するなとは言いますが、会話などでお互いを理解する前は、見た目以外には判断できる材料がなく、見た目は重要なポイントです。
最近は特にヤクザものでもないのにこのような刺青、タトゥーを入れている人が増えました。
通勤電車内でも見かけたりしますが、正直言って近づきたくもないです。
刺青を入れたヤクザ(本人に職業を聞いた訳ではないが)も何度か見ていますが、やはり周りの雰囲気を変えてしまいます。
通勤電車内で大きな声で携帯電話で話す、車掌を怒鳴りつける、足を広げて座り、その両横は微妙な空間が空いてしまうなど、存在そのものが害悪でしかありません。
飲食店で見かけたことがあるヤクザ(本人に聞いた訳では無いが)は、店内に響き渡る声で会話し、他の客も食事と会話を楽しむという気持ちが失せるのか、そそくさと食事を済ませて退店します。
ヤクザと刺青、タトゥーとは関係ない、あれはファッションだという意見もありますが、そんなことはないです。
そもそも入れ墨とは、昔は犯罪者を示すための印でもあったのです。
項羽と劉邦」の物語でも搭乗する英布という群雄の一人が、その良い例ですね。
かれは黥布とも呼ばれていましたが、額に入れ墨を入れられた元犯罪者です。
戦上手な大将であり、項羽の部下として活躍し、ついには王にまで上り詰めた人物ですね。
今のタトゥーがそうだというわけではありませんが、入れ墨者という言葉もあるように本来入れ墨は、前科者を指します。
ヤクザの世界では、自分を大きく見せるためなど色んな意味があるのかもしれませんが、ある意味、もとのカタギには戻らないという決意表明的な意味もあると思っています。
それを一時期の気分でタトゥーを簡単に入れるという風潮がどうにもこうにも不快でならないのです。

有名人の影響も大きいでしょう。
サッカー選手は腕や足が常に見えますが、例えばリオネル・メッシ選手などはかなり目立つタトゥーをしています。
あのデヴィット・ベッカムもタトゥーがありましたね。
またハリウッドスターにもなった元レスラーのドウェイン・ジョンソンも左肩にかけて大きなタトゥーがあります。
スポーツ選手やスターを見て憧れる気持ちはわかりますが、タトゥーを入れるのはどうなのでしょうね。

カレシやカノジョの影響でタトゥーを入れる人も多いようです。
相手の名前や愛を表すタトゥーを入れて、その気持を視覚的に表現しているのでしょうが、そういう連中に限ってあっけなく別れたりして。
痛々しすぎますよね。
別れた相手の名前が自分の体に刻み込まれているなんて。

一時的な感情やノリでタトゥーを入れることはやめておいたほうがいいと思うんですね。
まあ、法に触れるわけでもなく、自分の体、自分の人生だと言われてしまえば、何も言い返せないです。
ただ、変な輩が多いことも確かです。
マトモな人は見えるところにタトゥーなんて入れたりしません。
就職活動で両腕や手の甲にまでタトゥーがある人を採用すると思いますか?
特殊な業界ならともかく、普通の企業では敬遠するでしょうね。
そもそも顧客先で、タトゥーのある人が営業に出られると思いますか?
少なくとも私は入れ墨やタトゥーのある人が営業に来たら不快感しかありません。
そんなつまらないことで若い人たちが先のある人生を無駄にしてほしくないです。
スポーツ選手や芸能人はすでにその世界で生きて行くつもりでしょうし、ヤクザならなおさらのこと、勝手にどうぞという感じです。
ただ、影響を受けた浅はかな若い人がノリでタトゥーを入れる風潮が嫌でたまらないです。
タトゥーが好きな若者からは、余計なお世話だと言われそうですが、余計なお世話ついでに、若いタトゥーカップルにあるのが子供をペット化していることですね。
自分たちの所有物であるかのごとく、子供のヘアスタイルやファッションで遊んでいるんですね。
子供のことが可愛いという気持ちはあるようですが、子供はペットじゃないです。
小さい間は親の言いなりになるでしょうが、子供の人生に取って、そんな親は悪影響でしかありません。
ヘアスタイルだけでなく、整形やらピアスやらでその内タトゥーまで子供にするんじゃないかと思います。
自分の意志でなく、入れられてしまう入れ墨です。
こんなバカ親に育てられた子供は可愛そうですよね。
児童虐待にならないのでしょうかね、塗布と思ってしまいました。

もし自分の子供達が勝手にタトゥーを入れてしまったら、とても平常心で叱ることはできないでしょう。
幸い、娘も息子もそういう方面に興味もなければ、そういう人たちをとても切らて散るようです(親の影響?)

ちょっと今回は感情的な文章になってしまいましたね。
誰に迷惑をかける事なく、タトゥーを楽しんでいる人達に対する非難ではありません。

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