007シリーズも非常に多くの作品があります。
ジェームズ・ボンド役も何代も変わっています。
しかし、ストーリーは毎回違えど、ボンドガールと呼ばれる美しい女性が毎回登場し、厳しい任務、絶体絶命のピンチを乗り越え、最後はボンドの勝利で終える、という様式美とも言える作品となっています。
お決まりのパターンがあるものの、派手な映像、演出でこのシリーズを楽しみにしているファンも大勢います。
ジェームズ・ボンドは6代目のダニエル・クレイグが演じています。
先日第25作である「ノー・タイム・トゥ・ダイ」が公開されました。
この映画に先駆けてTVで「スペクター」が放映されました。
新作映画は見ていませんが、友人曰く、和風テイストの敵役のラミ・マレックも良かったと言いますし、引き続きボンドガールを演じたレア・セドゥさんも素敵だったそうです。
まあ、007シリーズのボンド映画は娯楽映画の王道として半世紀以上の歴史がありますから、ハズレ無しということでしょうか。
でもってダニエル・クレイグのボンドを見てみようと思い、この映画を見たわけです。
ところがダニエル・クレイグ演じるボンドはこの作品の一つ前からでした。
カジノ・ロワイヤルがダニエル・クレイグの初めての007出演ですが、同時に007にとっては原点とも言える作品です。
で、この映画は、ボンドの無茶っぷりは相変わらずなのですが、南米での水の供給で莫大な利権を得ようと企む悪党との戦いがメイン。
悪党はドミニク・グリーンで表向きは地球のエコロジーのために慈善活動をするNPOを営んでいる人物。
傀儡の独裁者マティス将軍も彼にとってはただの駒にすぎません。
ドミニクを演じるマチュー・アマルリックはフランスの二枚目俳優だそうですが、この役柄もあるため、イケメンにはとても見えません。
嫌味な感じはよく出ています。
敵役としてはこの憎たらしさは十分ですが、ボンドとの格闘という点になると、もっとあっけなく負けてもいいかな?と思うようなキャラクターですね。
ちなみにリュック・ベッソン監督の「アデル」と言う映画にも出ていたのですが、あんまり印象に残っていません。
ボンドガールはマティスに両親を殺され、復讐のためにスパイとなった女性、カミーユ。
復讐のために、ドミニクの女にもなり、ドミニクに近づくことに成功し、復讐を果たすのでした。
このオルガ・キュリレンコと言う女優さんは、映画「ブラック・ウィドウ」でタスクマスターを演じていた人ですね。
身長がとても高くて、足が細く長いのです。
ダニエル・クレイグがそれほど長身でもないため、足の長さはだいぶ違うように見えます。
似たような映画の「ヒットマン」(原作はゲーム)にも出ていたのを覚えていますが、逆にストーリーは本当に全く記憶に残っていませんね。
似たような映画、ストーリーが多いので、よほど印象が強くないと残らないですね。
007シリーズ自体もだいたいそんな映画です。
見ているときなスカッとしますが、しばらくすると、ストーリーとか全く残っていないと言うタイプの映画ですね。