息子と一緒にTSUTAYAで借りてきた映画。
ルパンがたくさん出てきて、なにがなんだかわからない内容。
というのが一般の人の感想。
どうやらテーマはTVシリーズのファースト・シーズン、セカンドシーズン、映画版などそれぞれのルパン三世が出てきて、そのあたりのことを知っている人は楽しめるが、初めてルパン三世を見る人にはなんじゃこりゃ?だろうと思う。
初めて見るのではなくても、TVシリーズや映画作品の違いを理解できない人にはつまらない映画だと思う。
私個人的には「ふーん」というレベル。息子は喜んでいたので、いろいろとルパン作品のうんちくがあるのだろうと思う。ファースト・シーズンの頃には生まれてもいなかったし、山田康雄も知らない世代だが、ネットや本などでいろんな知識があるのだろう。
宮崎駿の「カリオストロの城」に対してかなりきつめの意見も多く、映画の中でも語られている。本来のルパン三世とは違うルパンになったのか「カリオストロの城」のせいだと言われているが、それくらい影響力の高い映画。映画としての出来は文句なくいいので、それを超える映画が出ていないので、ルパン=カリオストロの城という人が多くても仕方がないと思う。
ただ、TVシリーズはセカンドシーズン、つまり赤いジャケットのルパンが有名で、ものすごく長い間放映されていたシリーズである。緑のジャケットはファースト・シーズンの色で、「カリオストロの城」もそうである。
ルパン三世ファンは隠し味がたくさんある映画で楽しめるのだろうが、そうでない人は見ていてもつまらないのではないかと思う。