まだ全部読んでいないが、読むに値するタレント本。
あまりタレント本は読まない。
ゴーストライターが書いているからとか、そういうことだけでなく、知名度があるから本を出せばまあ、そこそこ売れる、そういう本は購入したくないなあ、と単純に思ってしまうから。
でもAmazonの日替わりセールで購入して、少し放置していたけど、読んでみると、なかなか味わい深い言葉である。
同じ言葉をこういう本にしてもあまり売れないと思う。
やはりタレントは有利。本を読むと同時にタレントの顔が浮かび、タレントの声、喋り方まで脳内で勝手に変換されるから。
でも肝心の内容がペラペラだと評価は下がるが、この本は読んでいて共感する部分が多かった。
北野武は私の世代より少し上だが、この本に出てくる若い世代よりは私は随分と歳を重ねている。
歳を重ねていて、同じ発言をしてもこういうふうに重みを出せるというのはやはり生き様で、芸人として文化人として成功したものだからだろう。
人気があるタレントとして長らくテレビの世界で君臨してきているのもわかる。
好き嫌いかは別として。
- 作者: 北野武
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
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