悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

エイプリルフールを忘れていた

職場でも家でも話題にも登らなかったエイプリルフール。
新年度が始まったが土曜日で話題性もしょぼかったのかも。
古来からある慣習が廃れていく中、輸入された慣習や商業上の理由で祭り上げられた慣習などもあり、どれが由緒正しい?慣習なのかもよくわからない。
もうどれもどうでもいいという気もする。
バレンタインデーやホワイトデー、クリスマスなど男女の仲を取り持つという人間の本能に訴えかけた巧妙な商売を思いついた人は営業のセンスが有るのだろうと思う。
あるいは年越しそばや節分の恵方巻きなんてものも絶対に商売が絡んでいるとしか思えない。
もともとは確かにありがたい意味があったのだろうが、こんなに国民に右へ倣えのように、そうするのが日本人として当然だ、みたいな空気を出されまくると反発したくなる。(屈折した性格なのかも知れない。)
甲子園の砂もそうである。
ある少年が思い出に甲子園の砂を持ち帰ったことが新聞に感動的な記事となり、皆持って変えるようになったのではないかと思う。
調べてみると打撃の神様川上哲治が最初に持って帰ったとかとも言われているが定説はない。
しかし、高校野球をドラマチックに演出したテレビや雑誌などマスコミが広めたことは間違いない。
泣きながら甲子園の砂をシューズケースなどに詰める高校生をアップで映し出す映像は高校野球の一つの「売り」になっていると言える。
しかし、その姿を至近距離で撮影しているカメラマンが映っている姿を見ると一気に興ざめしてしまう。
なんというかグラビアアイドルの画像は見ていて気分がいいが、その撮影風景でカメラマンが変な姿勢でローアングルで一生懸命撮影している風景まで写ってしまうとそれはすでにグラビア写真ではない。

高校野球、春の選抜も気がつくと終わっていた。
大阪府同士の決勝戦というなんとも微妙な感じ。
PL学園という一時代を築いた学校には野球部がなくなった。しかし大阪桐蔭がしっかりとその基盤を引き継いだのか相変わらず大阪の高校野球のレベルは高いようである。

大相撲大阪場所も久しぶりの日本人横綱登場で盛り上がった。怪我を押しての出場で決定戦での優勝ということで今後が心配。それとともにモンゴル勢と日本力士との微妙な空気感もあった。

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