悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

注目される辛さと誰にも振り返ってもらえない寂しさ

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早いものです。
10月ね。
今年も4分の3が終わってしまいました。

ともあれ、緊急事態宣言やまん延防止措置も解除され、飲食店も飲酒も解禁の週末とあって、一杯入ったサラリーマンが帰宅時には見かけられました。

朝の通勤電車もやはりかなり混み合っているように思います。

残業で、今日は遅くなり、帰宅して落ち着いた時間です。
明日はコロナワクチン接種2回目を実施予定。
その前に血圧の薬をもらうために、行きつけの医者に行って診察してきます。

今日はいろんなニュースがありました。

 

本来なら、自民党の新体制がトップニュースになるべきところ、皇室の婚姻問題の話題がそれらのニュースをかっさらっていった、という気がします。
あまり外野がやいのやいの言うな、ということだと思いますが、皇室である以上避けられないところでしょう。

皇室と同じように常に注目されていた人が、引退発表をした日本ハム斎藤佑樹投手です。

更新で優勝し、かの田中将大投手と投げあって勝ち抜いた甲子園のヒーロー。
そしてハンカチ王子として、爽やかなハンサムであったことから、甲子園のアイドルでもありました。
大学へ進学し、大学野球でも活躍。
自ら「持ってる」男というほど、彼は常に注目され、結果を残してきたスターでした。
しかし、彼が輝いたのはそこまで。
プロでは、伸び悩み、高校、大学と無理をしていたのか、故障続きで思ったように投げられず、ここ数年は惨憺たる成績でした。
11年間のプロ野球通算15勝26敗。
故障がなければ、また違っていたでしょう。
ここ数年の状態から考えると、もっと早くに引退していてもおかしくなかったと思われます。
プロは厳しい世界です。

注目されるということは、色々と大変です。

自分自身の時間を持てない。

プライベートな時間がほとんど持つことができないなど、それは普通の人から見たらかなり不自由なんだろうと思うのです。

しかし、注目されたいと思いながらも、全く相手にされず、注目されずに消えていく人達がいかに多いか考えてみると、また違った見方もできます。

注目されることは素晴らしいことです。
何者でもなく、何かを成し遂げたわけでもなく、唯生きているだけであれば、注目されようがありません。
注目されたいがために、わかっていながら犯罪のような行為を犯すものもいます。

あるいは人前で肌を見せたりしたくもないのに、注目されるために露出の多い格好をしたりする若い女性。
ウケるためなら、何だってするという若手芸人やヘンテコリンな動画をものすごい労力をかけてアップするYouTuberたち。

目立つため、注目されるため、すごい努力をしているのですが、なかなか話題になりません。

人に迷惑をかけず、ひっそりと寂しく消えていく人を思うと、有名な人、特別な人が、それを避けたいというのは、「贅沢な悩み」と言えると思うのです。

彼らにはそれに見合うだけのメリットもあったと思うのですね。

たとえば、斎藤投手なら、たしかにマスコミからさんざん叩かれ、ブログやSNSなどでも何かと言われ、不快な思いも多かったと思います。

しかし、甲子園で決勝戦で延長再試合、そしてそれを制して優勝するというとんでもないことを成し遂げています。
野球をやっていて甲子園に出たくてたまらない人にとっては、ものすごく羨ましい人生なのです。
さらに、大学でも活躍。
ドラフトでも多くの球団が競合しての1位指名。
野球選手としてはこれ以上ないほどの栄誉です。

プロ野球選手としてはあまり活躍できませんでしたが、話題性はいつもトップクラスでした。
それがスターなんですね。
スターだからこそ、11年間もプロ野球選手としてやってこれたという気もします。

目立ちすぎて、叩かれすぎて可愛そうなところはもちろんあります。
しかし、メリットもあったと思うのです。

メリットだけを享受して、なおかつ自分たちのプライベートは厳正に守られたい、というのはちょっと虫がよすぎる気がしてなりません。
プロ野球選手や芸能人って結局、多くの人に見られる商売です。
見てくれるなと言うのは無理というものです。

キャンディーズの「普通の女の子に戻りたい」というのが我々の世代では、流行ったフレーズの一つですが、結局の所、全員普通の女性の生活に飽きたらず、芸能界に復帰しています。

 

もちろん個人のプライバシーや価値観などは守られるべきですが、特別な存在の人、有名な人となると、やはり普通の人たちとは違うわけです。

 

特別な存在である皇室、皇族。
普通の人になる、皇室の戸籍を離れるというのは大変なことでしょう。
しかし、一人の人間として考えてみると、メリットもあったと思います。
もちろん、皇族に生まれたくて生まれたのではないと思いますが、そんなことを言い出すとすべての人がそうなります。
親ガチャではないですが、親を選ぶことはできませんから。
この世に生を授けてくれたことに感謝こそしても、恨んでも仕方ないです。

親ガチャという言葉は、とても悲しい気持ちになります。


話が飛びましたが、特別な人たち、皇室の方が、自分たちは何から何まで監視されて自由がないと思っているようです。
そのとおり、みんなが見ています。
それは仕方がありません。
普通の人ではありませんから。

結婚をめぐる誹謗中傷にさらされてPTSD状態になっているとかを聞くと、悲しい気持ちになります。
でも、都合の悪いことには答えたくなくて、皇室の方ならではのメリットだけを享受しようというのは、ちょっと虫が良すぎないかと思うのです。

いや、皇室の方にこのような気持ちを抱くのは、不敬ですかね。

斎藤佑樹投手は、遥かにボロクソに叩かれているように感じます。
しかし、逃げも隠れもしませんでしたし、そういう意味ではプロとして立派です。
お疲れ様と言いたいです。

眞子さまも小室さんと結婚されるならもっと堂々とされればよろしい。
そして秋篠宮様も、お認めになったのであれば、変な誤魔化しは良いので、堂々としていればいいです。
小室さんもきちんと釈明すべきです。

静かに見守ってほしいという気持ちはわかりますが、それらはトレードオフの関係にありますから、ある程度は仕方のないこと。


宮内庁、皇室関連予算など一般人には関係のない事かもしれませんが、税金です。

貧富の差が激しく、将来の展望も暗い日本にあっては、
そして皇室というものが国民に慕われ、敬われる存在であるとするなら、多くの方に祝福される形での結婚がやっぱり望ましいのです。

まあ、外野がやいのやいの言っても仕方がないことですよね。

新体制でスタートする自民党政権があまりに新鮮味がないので、こちらの話題に注目されるのでしょうね。

 

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