悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

パソコンが売れない

新しいパソコンがでても、新しいOSが出てもワイワイ騒がなくなった。
むしろ鬱陶しいぐらいである。
今使っているパソコンで特に不自由していないし、とりあえず文句なく動いてくれればいいだけである。
にも関わらず、新しいモデルは春モデル、夏モデル、冬モデルとどこのメーカーも毎年3回新製品を投入してくる。
こういう無駄はモウ辞めたほうがいいのではと思う。
まず、ハード的に成熟してきて、それほど面白みがなくなった。
少しずつ変わっている部分はあるが、マニアでもない限りそんなところに興味はない。
確かに3年から5年ほどの期間が空いているとかなりの差はあるだろうが、1年前のパソコンと比べてもそれほど目新しさはない。
それよりも昨年夏にデビューした新しいOSのほうが目新しさはある。
ただし、OSの目新しさは全く嬉しくもない。
ほんとうに良いものであれば、すんなりと受け入れられるだろうが、評価はあまり高くない。
無料という意外にメリットはない。
タダ程怖いものはないではないが、無料でアップグレードできますというしつこいくらいの勧誘に乗ってうっかりアップグレードしてしまってワヤクチャになった人がいかにたくさんいることか。
ソフトもハードもちゃんとわかっている人が、しっかりとデータのバックアップも行ったうえでやるならいいが、多くの人はアップグレード、無料という言葉に釣られて行ってしまう。
色んな所でWindows10は無料。そして気に入らなければ30日以内なら元のOSに戻せる!こんなMicrosoftに気を使っている提灯記事が目立っていた。
戻そうと思って行うと、以前使えていたアプリケーションが消えていたとか、元に戻らず、Windows10もおかしくなったとか、色々とおかしい。
この状態になってメーカーに問い合わせると、Microsoftがアップグレードを推奨しているだけで、メーカーとしてはサポートできないというパターンが多い。
で、Microsoftはどうかといえば、メーカー製のパソコンに関してはサポートはメーカーになるという姿勢である。
メーカーの気持ちもわかる。
メーカーはパソコンを売って初めて商売が成り立つ。
サポートははっきり言ってコストはかかるが商売には結びつかない。
なので、ある程度特定のもモデル、新しいOSが出る前のモデルなどは次期OSに対応するということを謳って商売をするわけだ。そういう一部のパソコンに対してはWindows10へのアップグレードもある程度はサポートはするだろう。
しかし、Windows7といえば販売して相当年数が経つ。かなり古く、CPUやチップセットも時代遅れのものもたくさんあるだろう。
何よりもそれらの古いパソコンを新しいOSのサポートのためにドライバーや動作検証などしないといけないというのは理不尽である。
MicrosoftはもうOSで儲けようという気はないのだろう。
それよりもGoogleAppleに後塵を浴びせられているモバイル関連のもの、広告、クラウド、こういった分野での負けを取り返すために、まだ圧倒的な強みを持つパソコンのOSの分野で支配力を高めたいのだと思う。
無料ですべてのパソコンがMicrosoftの管理下になればそのプラットフォームの支配者であるMicrosoftは強みを発揮できるということだろう。
はたしてそんなにうまく商売が進むとは思えないが。
そもそも今のところ無料でアップグレードできると言っている割には今ひとつという印象である。
いずれはWindows10にしないといけないのだろうけど、Microsoftが強引に推し進めれば推し進めるほど、ユーザーは離れて行きたくなる。
やり方が強引すぎる。あくどいとまでは言わないが、強引すぎる。
一般消費者はただ付いて行くしかないが、特別パソコンがないと困るということがないと色々と面倒な事が多いパソコンからますます離れていくと思う。
若い世代はパソコンを買わない。必要としていない。
もちろん仕事で会社のパソコンを触ったり、学校のパソコンを触ったりはするだろうが、個人的に必要としていないと感じる人が多くなっていると思う。
スマートフォンタブレットがかなり高性能になったこともあるが。

娘はともかく、息子はパソコンをほとんど触らなくなった。
必要ないのだろう。スマホでネットは見れるし、Youtubeなどの動画も見れるし。

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