悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

Windows10 さてパソコンは?

今も十分に安いパソコンだが、今ひとつ売れ行きが良くない。
そもそも新しいパソコンが出てもワクワク感がない。
こういう商品が一般的になりすぎて嬉しくもなく、もっぱら若い世代はスマートフォンタブレットなど新しく、性能も日進月歩の商品のほうが魅力があって情報としての価値も高い。
パソコンも性能があがり、OSも進化、新しいOSのワクワク感というのはXPが出る頃まで。
XPも出た当初は散々な評判だったが、幾つもの改良を経て、パソコンという道具として生活に根付いたのは大きな功績。
そこからはOSの魅力というよりもその上で動くアプリケーションだとかインターネット上のサービスがドンドン魅力のあるものが出てきた。
Vistaで大きくコケて、天下のMicrosoftにも陰りが。
Windows7で修正したものの、天下のMicrosoftも世の中の流れは読めず、Microsoftの想像していたモバイルコンピューティングはWindowsではなく、スマートフォンiOSAndroidが中心になり、パソコンはジリ貧。
焦った天下のMicrosoftはその流れに強引に乗っかろうとタッチ操作を強く意識したWindows8を出す。
これがユーザーからは総スカン。
OSとしての評価もガタ落ち。
Googleは本業は広告。収益のベースは他にある。
Appleは独自ハードとソフトであり、ソフトの価格よりもハードを売る利益がある。
そしてそのどちらもGoogle PlayiTunes Storeでアプリの安定した収入を得ているのに比べてMicrosoftは全く振るわない。
まあ、代わりにとっていはなんだが、Officeという巨大な収益源があるけど。
そのOfficeの収益もいつまでもあると思うなである。
Excelという非常に優れたソフトのおかげでOfficeが安泰であるわけだが、それらを超えるソフトやサービスが出てこないということもない。(今すぐとは考えにくいが)
収益の柱というか本来Microsoftはパソコンのソフトウェアを支えるOSのメーカーである。
それを無償にしようということらしい。
新しいOSとなるWindows10では1年以内という制限付きだが、Windows7/8/8.1のパソコンからのアップグレードは無償という方針らしい。
(さて、1年後有料で販売して売れるんだろうか?)
今でも十分に安いと思われるパソコンが一体どれくらい安くなってしまうのだろうとも思う。
15インチのオールインワンノートパソコンが4万円くらいで販売していたりするのを見ると、これは儲からないと思う。
タブレットスマホを同じ値段で売るほうが儲かるだろうし、そもそもタブレットスマホの本体価格のほうが高かったりする。

そんな儲からないパソコンを作っているメーカーとしては無償アップグレードなんて迷惑この上ない。
OSメーカーが勝手に無償アップグレードなんてやるなら、そこが面倒見ればいいが、メーカー製パソコンのOSのサポートはメーカーに回ってくることがほとんどだし、そもそもドライバーやアップグレードの後の動作確認なんてMicrosoftがやるはずがない。

ともあれ、ユーザーとしてはWindows10がどんなものか見てみたい。
使いやすいのか、安定しているのか?Microsoftならではの信じられない改変があってまた迷える子羊ユーザーを大量生産するのか?
アプリケーションメーカー、周辺機器メーカーも大変。

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