モンキー・マジック　孫悟空誕生

ライズ・オブ・シードラゴンという映画が結構面白かったので、中国製の映画といえでもそれなりに期待して借りてきた。
全く面白くなかった。
特撮のレベルはひどく、見ていて辛い。
それ以上に話が面白くなく、退屈な映画。
そもそも西遊記、孫悟空の話は面白いのかどうかもよくわからないが、面白い部分は多分三蔵法師と出会い、猪八戒や沙悟浄を従えて妖怪たちと戦うのが面白いのであって、孫悟空誕生秘話だの、天界での話だのは全く面白くない。
ましてやこの映画にはエンターテイメントとしての工夫が見られない。
同じ題材を描いたものでもチャウ・シンチーの「西遊記　はじまりのはじまり」のほうが遥によく出来た映画で面白い。
あの映画もいろいろと微妙なところはあるけれど、三蔵法師につきまとう盗賊や脂ぎった美青年に化けた猪八戒、冒頭に登場した沙悟浄など、今までの印象をぶち壊すほどの破壊力があった。
この映画にはそういった部分もなく、悟空ならではのアクションというのもない。
全く時間の無駄。