悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

レ・ミゼラブル

女房と息子は劇場で鑑賞。
私はDVDレンタル。
今回レンタルでこの映画を見た。
名作で誰もが知っている作品。(私は原作も読んでいないが、おおまかな筋はわかる)

ミュージカルは好き嫌いがある。個人的には嫌いではないが、この作品は見ていてちょっとつらかった。
やっぱり普通の芝居のほうが見やすい。
ミュージカルは歌がどれだけ良いか、踊りがどうなのか、と言った点が評価される。
この映画では歌はまずまず良かったが、台詞すべてが歌だったので、メリハリがなく、冗長になってしまった。
またミュージカル映画には踊りがつきものだが、その点も見るべきところがなかった。

それぞれの俳優が個性を発揮していた。歌も俳優にしては非常に美味いと思う。
これを日本の俳優にやらせるととんでもないことになりそう。

ともあれ、全部の台詞が歌というのと、踊りのシーンがないことがこの映画を退屈なものにしてしまった原因かと思う。

作品の内容が内容だけに華やかなシーンがなく、そういったところでリアリティを出すとますます汚らしくなる。
ミュージカルなのだからそこはそんなに頑張らなくてもいいと思うし、リアリティを追求するならミュージカルでなくても良かったと思う。

古き良きミュージカル全盛の頃の作品は歌も素晴らしいが、きちんとドラマの部分は普通に喋らせているし、アップテンポなダンスもあったりしてそういった部分でも楽しめた。

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