悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

少子化、長寿をふと考えて

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全国民必読 長生きしたければ病院に行くな(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)

確かに現代医療は検査に継ぐ検査。早期発見早期治療。
昔は老齢になるとあちこちおかしくなって、それが寿命と言われたものだと思う。
今は長生きするためのノウハウがあちこちにあり、とりあえず長生きできるようになった。
病院通い、あるいは入院した状態で、多大な医療費をかけて生き続けることの意味が見出せない。
自分の力でしっかりと生きて、それを実感できなければ本当の意味で生きたことにはならないと思う。
検査も辞めてしまえば?というのも分かる。検査によるストレスというのはすごいと思う。
私の父も心臓のバイパス手術をしない選択をして、結局は動脈瘤が破裂して亡くなった。
ある医者は手術していればというが、父は手術の予後を考えて、あえて手術しない道を選んだ。
父の旧知の医者は是が非でも手術とは言わなかった。手術は成功してもその後の事のリスクのことは説明してくれた。
満年齢では70歳を前に亡くなった。今でも手術の可否を考えたりもするが、本人の意思で選んだことだし、それは立派な選択だったとも思う。
そんな父も検査のたびに疲れはてていた。検査は辛いものだと思う。
早期発見早期治療は原病に対しては確かに効果が高いと思う。ただ、検査に対する精神的、経済的コストがそれに見合うかどうか。QOCにかなうか。疑問だ。


2010-07-20
相変わらずのちきりんさんのおちゃらけぶりではあるが、目の付け所は面白い。
「貧乏子沢山」という言葉があったが、現在はやっぱり貧乏子沢山ではない。
もちろん「金持ち子沢山」でもないけど。
もっと貧乏になれば子供を作って少子化解決なんてシナリオはあり得ないと思うけど、少子化は単に現在の経済状況とは関係の無いところにあると思う。
昔も庶民派所得が低い。しかし子育てにかけるコストや社会に対するコストは低かったと思う。
子供の教育に金をかけることもなかったし、携帯やインターネットのお金もなく、付き合いに必要なお金もそれほどなかったのではないか。今は何をするにもカネがかかるし、義務教育ですらタダではない。

完全に開き直るとこれ以上住みやすい国もない。その例が生活保護受給者の増大やニートなどではないだろうか。
確かにやむにやまれぬ事情の生活保護受給者はいると思うが、どんな仕事でもするという気持ちはなく、仕事をしない方がいい生活ができるという側面も否めないように思うが・・・。

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