毎年恒例の年末の格闘技を見て。
紅白歌合戦という番組に楽しみを見いだせず、タレントの馬鹿騒ぎの番組にもっと興味をそがれてしまう近年、見るようなテレビがない。
格闘技もそれほど真剣に見るタイプでもないが、ほかに見るべきものがないので最近はそれを見ることが多い。
昨年末の格闘技も前振りや過去の試合のダイジェストが多く、ただ、長いだけでつまらないものが多かった。
話題性で行けば、魔裟斗の引退試合か、柔道金メダリスト石井のデビュー戦かということになるが、魔裟斗の引退試合はともかく、石井のデビュー戦は私のような素人が見てもひどいものだった。
1年かけて格闘技のトレーニングを行って本格デビュー。
北京オリンピック無差別級の金メダリスト。
しかもまだ23歳という最も充実した年齢ということもあり、期待は高かった。
全くの期待外れ。
打撃がダメ。すでにピークを過ぎ、しかも打撃の選手でもない吉田にパンチをもらいまくるような防御。
寝技もダメに加えて、体力で押しまくるような気魄も見れなかった。
ビッグマウスで、周囲の期待が大きかっただけに今後どうなるか。
今のままでは全然ダメな気がする。
2chで結構騒ぎになっていたのは、青木の試合。
相手は一応チャンプらしいが、あまりの実力差。
あんなに一方的にやられる試合は最近は見たことがない。
打撃でいきなりクリーンに入ってKOというのはまあ、ある話だが、寝技で完全に封じ込められてボコボコならまだしも腕をへし折られてしまうとは。
あの時点でレフェリーは止めるか、セコンドが止めるか、あるいはきちんとギブアップすべきである。
相手の選手（廣田と言うらしいがあまり知らない）は格闘家としてもう廃人ではないか？
各の違いを見せつけた青木はそのあとの態度がよろしくない。
もともとヒールというイメージの強い、青木は完全にその路線で行くんだろうか。
山本KIDも精彩を欠き、かつての輝きは全くない。
レスリング出身だが、寝技ができないようなのできつい。
いよいよ日本の格闘技も本当にスター不在となってしまった。
