悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

サタデー・ナイト・フィーバー

子供の頃に大ヒットした映画で、ジョン・トラボルタの名前が一躍有名になった作品です。
家にサントラ盤があったので、姉はよくステレオでこの音楽を聞いていました。

Bee Geesという男性トリオのグループの音楽、「ステイン・アライブ」や「ナイトフィーバー」と言った曲が有名で大ヒットしました。
しかしながら、大変有名な映画なのですが、まともに見たことがありません。
Amazon Primeにありましたので、見てみました。

 

若き日のジョン・トラボルタはまだティーンエイジャーという設定でしょうか。
とても若いのです。

あらすじ

トニーは、週末にディスコでダンスをし、その中ではダンスキング。
しかし、普段の仕事は塗料店で働く地味な生活。
父親は失業中で、兄は牧師。
母親は牧師となった兄と比較ばかりをする人物。
トニーの周りの友達はくだらないことばかりをやっている若者でしたが、ダンスが上手いトニーはディスコではモテるので、彼らの中でも一目置かれている存在でした。
トニーにぞっこんのアネットは、彼と結ばれることを希望しています。
ダンスのパートナーでもあったのですが、トニーにとっては煩わしいと感じているようでした。
今度もダンス大会があり、そのパートナーとして見つけたのが年上のアップダウンに住んでいるステファニーという女性。
アネットとの関係は悪くなりましたが、仕方がありません。

兄が家に帰ってきました。
久しぶりの兄との再会。
しかし、母が自慢する兄が神父を辞めてしまっていたのでした。
真面目に生きている兄は自分に正直に生きようとトニーに告げるのですが、トニーはちょっと戸惑うのでした。
母は兄に悪い影響を与えたとトニーを責めます。

トニーの友達がプエルトリコ人のグループに襲われたといいいます。
そしてトニーたちは仕返しにプエルトリコ人のグループを襲撃します。
ところが襲われた友達は今になって、プエルトリコ人だったかどうかわからないと言い出すのでした。

そんな中、ダンス大会が行われます。
トニーとステファニーのダンスは素晴らしいものでした。
しかし、その後に登場したプエルトリコ人のカップルのダンスは素晴らしく、トニーは自分たちは負けたと思っていました。
でも優勝したのはトニー。
地元での依怙贔屓による優勝だったと感じたトニーは優勝賞金をプエルトリコカップルに渡します。
そしてステファニーに関係を迫るのですが、あっさりと断られてしまいます。
その後、ブルックリンの橋の上で仲間がふざけあっていて転落死をします。
馬鹿なことばかりをしている仲間と付き合うのは辞め、彼もマンハッタンへ住んでみたいと思うようになるのでした。
それは短い間でしたが、自立した女性ステファニーの影響でした。
男女の関係ではないものの、ステファニーもトニーを友人として迎え入れてくれるのでした。

 

感想

この映画を今の時代に鑑賞して、良い映画だと感じる人は少ないと思います。
ファッションもダンスも正直言って、ダサいです。
それはもうとてつもなくダサいのですね。
雨に唄えば」のダンスは洗練されているダンスなのですが、やはり場末のディスコでのダンス大会ですから、あんな感じなのでしょう。
トラボルタは当時若く、その後、オリビア・ニュートン・ジョンとのペアで「グリース」という映画もありました。
ダンスの上手い俳優というイメージが先行していましたが、今は全くその影はなく、かなりえげつない悪役もこなす演技派の俳優となりました。
この映画のストーリーも特に大きな盛り上がりがあるわけでもなく、雰囲気の映画でもあります。
有り余るエネルギーの持って行き場のない若者たちが、一つの恋をきっかけに大人に成長する姿を描いた青春映画と言ってしまえば身もふたもないですが、概ねそういう映画です。
ソフィー・マルソーの「ラ・ブーム」もストーリーはなんてことなく、恋に恋するお年頃の女の子の物語でした。
映画って重いテーマが必要というわけではなく、ちょっとしたきっかけで大ヒットし、社会現象になったりもしますが、この「サタデー・ナイト・フィーバー」もそういう映画でしょう。
ダサいとこき下ろした映画でもありますが、音楽は今聞いてもいい感じです。


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結構思い出補正も入っているかもしれません。

 

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