イニシエーション・ラブ

小説を読んでから随分時間が経っているので、結構忘れた。
そういう意味では新鮮な気持ちで読めたけれど、やはりネタバレの状態で見てもちっとも面白く無い。
わかっているだけに。
しかしラストシーン。原作にはないぞ。
SideAの「たっくん」とSideBの「たっくん」が鉢合わせになるなんて…

前田敦子が演じる成岡繭子は気の毒なようで、やっぱりしたたか。
圧倒的な存在感を感じる木村文乃が演じる石丸美弥子がやはり垢抜けていて好みだが、私なんぞ若いころでも一番相手にされないタイプだと自覚もしている。（悲しい）

劇場に足を運ぶほどの映画ではない。
我々の世代にとってはまさにドンピシャの時代背景であり、バックで流れる音楽が非常に懐かしい。
ファッションも車もそういう時代のものとして見ると色々と懐かしいのである。
そして冷静に現在の目から見ると「ダサい」のであるが・・・

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