三谷幸喜原作の映画。
原作は読んだ。大変面白かったので、結構出るのを期待していた。
悪くはないが、圧倒的に本のほうが面白かった。
映画では原作にあるカッコ書きの部分、つまり本人の心のなかの声が表現できていない。
まあ、俳優にそれを演技で全て出せというのはとても無理だ。
俳優陣はしっかりとした演技をしており、作品としての出来は悪くない。
柴田勝家演じる役所広司がやっぱり良かった。
空気を読めない無骨なおっさんを見事に演じていた。
最期にお市と祝言をあげるということを嬉しそうに伝えていた年寄りの無邪気な恋愛感情を見事に演じていた。かわいい。
絶世の美女であるお市は鈴木京香。しかし見ていられないほど見苦しい女であった。これも演出だとは思うが。
秀吉暗殺を命じられた忍者の頭領役に天海祐希。大物女優をこんな脇役にしてしまうとはもったいないとも思う。
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2014/05/14
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (39件) を見る
- 作者: 三谷幸喜
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/07/26
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (40件) を見る