秋篠宮家の眞子さまの結婚について、多くの人が不快感を示しているみたいですね。
皇室といえども、同じ人間という目線で見れば、自由に恋愛して結婚もできないという不自由さをかわいそうと考える事もできます。
同時に皇族である以上、結婚して皇室の戸籍を離れたとしても、ただの民間人ではなく、元皇族としての品位を保つ必要があります。
そのために支払われるのが一時金とよばれるもので、1億3000万円ほどらしいのですが、それを辞退する意向を示しているとか。
外野がとやかく言うなと言う意見もありますが、多くは、それは違うだろうと思っているみたいです。
自分で自分の結婚を決められないとするなら、これは不幸なことですが、国民の大半がこの結婚に関して否定的な意見を占めています。
小室さんそのものではなく、小室さんの親に対する意見が大半です。
それを乗り越えても結婚するということに、素晴らしい、ロミオとジュリエットだという声もないことはありません。
しかし、一時金を辞退しても、やはり元皇族にふさわしい生活を整える必要があり、どこからか支援のお金はあって、それはやっぱり国民の税金で賄っているんでしょう、ということなんですね。
コロナ禍の中でも余裕のある人、あるいはコロナを追い風としている人たちは良いですが、私を含めた多くの人、特に世の中の土台となっている、ピラミッドの下の部分の人はまったくもって面白くはありません。
販売や飲食を提供するサービス業、在宅勤務を支える運送業などの人たちは何ら良いことなんてありません。
所得は下がり、将来に対する希望もあまり持てず、逆にこれからの負担増が予想される未来を考えると、腹立たしさも覚えてくるのが普通でしょう。
日本の国という大きな枠組みを考えると、立派な皇室を持つことの重要性はわかっているつもりです。
それは同時に立派に皇族が皇族としての務めを果たすことが条件でしょう。
我々庶民にはわからない苦労もあるのだろうと思うのですがね。
ほぼ同世代である秋篠宮が結婚される時、私はまだ独身でした。
結婚されること自体に違和感はなくても、皇族とはいえ、同世代の人間の結婚に関心がないわけではありませんでした。
私は働いて間もない頃でしたが、秋篠宮殿下は礼宮様として、まだ学生のご身分でしたので、そこに違和感は感じました。
働いて、嫌なこともありましたし、労働は素晴らしいものだと気づくよりも、辛いものだという気持ちしかなく、いいご身分だなというシニカルな感じで見てたのでしょう。
まあ、そういうものだと思うしかなく、めでたいことには違いありませんが。
身分や立場が違うと言ってしまえば、それまでなんですが、娘の結婚に対して心配しない親はいません。
そして我が子の結婚で、幸せになってほしいと願わない親はいないと思います。
さいわい、娘が紹介した男性は非常に良い青年でしたので、私には反対することもまったくなかったです。
それが皇室ともなるとそうもいかないのでしょう。
秋篠宮、紀子様ともに親としてどのようなお気持ちなのか複雑な心境でしょう。
日本と同じく歴史のあるイギリスの王室もチャールズ王子のカミラ夫人の嫌われぶりも凄いです。
今では、息子のヘンリー王子の妻であるメーガン妃に対する批判のおかげでカミラ夫人へのバッシングは鳴りを潜めているものの、エリザベス女王が現在も頑張っておられる姿を見て、チャールズに王位を譲ることよりも、あのふたりに王室を明け渡すことに抵抗していると見えなくもありません。