悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

独身男女

結婚しない人が多い。
男性、女性を問わず、結婚しない。
彼らに聞くと異性に興味が無いわけではない。
結婚もしたいし、子供もほしいという意見が多い。

ただし、現在の生活環境としうか生活のリズムを変えられたくないというのが多い。
分からないでもない。
学生生活を終え、実家からも独立して一人住まいをする。
親元でタダ飯を食っている時よりもはるかに大変なことは多い。
ただし、それ以上に自由を得て、快適に感じる人もいるのだろう。
はじめはお金のことも家事のこともなんでも自分でやりくりすることに苦労するのだろうが、それを乗り越えると自分なりのリズムが出てくる。
仕事はやめられない。生きていく上では絶対に続けなければいけない。
仕事と私生活のバランスを取りながら段々生活のペースを掴んでいく。
外食ばかりではNGと思えば、料理も覚える。料理が趣味になってしまう人もいるし、休みには本格的な料理を作ることもあるらしい。
きちんと仕事をこなし、休みには自由の時間をもつ。
普段の仕事と休みの解放感。

こういう自立した男女が一緒になると良い家庭を築けるのだろうと思うのだが、そう簡単なことではない。
相手が見つかり、結婚、あるいは同棲となり、相手を尊重したくても生活が一緒になると自分の時間というものが持てなくなってくる。

若くして結婚、勢いで結婚、あるいはできてしまったから結婚。
いろいろあるけれど、親元で生活しながらあっけなく結婚したほうが色々と考えたり、自由って何?ということも考えずに新しい生活に入っていけるのかもしれないと思う。
私がそうであったように。

一人でなんとかうまくやっていく。大人として社会人として生きていく。
2年、3年と慣れてくると結構快適になっていたりして、それをぶち壊してまで結婚に踏み切れないのかもしれない。

気づけば適齢期、こんな言葉ももはや死語かもしれないが、を過ぎている。
男性は晦日、女性はクリスマスといっていたのは遠い昔。
そんなに若く結婚する女性は少なくなっているし、男性で30歳くらいなら全く焦っている人はいない。
周りもボチボチ結婚という話はしつつも、まだ焦る歳でもないか?というノリ。

とは言え、このような一番良い時期がずっと続くわけでもない。やはり時間は過ぎていく。

女性も30代半ばになれば自ずと焦らざるをえない。結婚したいという願望があれば。
男性も気づけば40代という人も結構いる。

家庭を持ちたいという気持ちはあるが、今の快適な生活を犠牲にしてまでできるのかというところもある。
理想や最低限の希望というものもある。

女性も子供が欲しければ仕事をやめても生活出来るだけの収入を相手に求めるし、男性も若い母体を求める。
理屈ではわかるが、あれもこれも欲しいは欲が深すぎるような気もする。







職場の若い人は彼氏、彼女がいない人が多い。
白馬の王子様を待っているとか、理想が高すぎるとか、わがままを言っているとは思わない。

でも積極的に異性を追い求めているということはない。
今の生活が心地よいようである。







私の学生時代の友人も独身は何人かいる。
その中でよく飲みに行ったりするツレが結婚して子供がいる私のことを羨ましく思ったりするようだ。
羨ましい?そんなにいいもんじゃないのに〜
しかしそう思われる方が幸せなのだろうと良いように解釈している。




意中の人はいるのか?と聞いたりはするが、いずれもありえないほど若い人ばかり。
年齢が私の娘とあまり変わらないとかありえないわ。
娘がそんなおっさんを連れてきたらと考えただけでも腹立たしい。ありえないと思っている。
AKBやらテレビタレントや女子アナみたいな女性を追い求めているようでは縁遠いだろうなあ。





もう50代前になって結婚というのもどうかと思うが、同級生に新婚さんもいる。
相手は同世代。お互い多くを求めすぎず、お互いを尊重しているからこそなのだろう。

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