昨夜、Amazonプライムビデオで「ロッキー3」を息子と鑑賞しました。
息子はロッキーであるシルベスター・スタローンの若い頃を知らない世代なのですが、そんな彼でもロッキーのテーマ曲は知っていて、トレーニングしているシーンでは一番ハマっている曲だとも言います。
以前見た「ロッキー」でも食い入るように見ていましたね。
ロッキーはこのあとの「ロッキー4」を最後に見ていませんが、機会があれば、「ロッキー5」や「ロッキー ザ・ファイナル」もみてみたいと思っています。
あらすじ
チャンピオンとなり、トレーナーでもあるミッキーの指導に従い、防衛戦をこなしていきます。
栄光と富を手にしたロッキーは、フィラデルフィアの街の英雄として表彰され、立派な銅像が飾られることになりました。
同時に、引き際も考えており、表彰式で「引退」という言葉をほのめかします。
その会場に来ていたのはクラバー・ラングという若手のボクサーで、連戦連勝を重ねるハードパンチャーです。
彼は富と栄光を手にしたチャンピオンとは違い、ハングリーな野獣でした。
クラバーはロッキーに「俺から逃げ回っている偽物のチャンピオン」と罵ります。
ミッキーは、クラバーに「お前なんかとは試合はしない」と言い切りますが、ロッキーは罵られたままでは気持ちに収まりがつきません。
しかしこれまでロッキーをここまで育ててくれた、ミッキーは「ヤツには勝てる要素がない」と言い切ります。
八百長ではないものの、ミッキーはロッキーがチャンピオンとして君臨していけるようにマッチメークには注意していることを明かします。
ロッキーは最後の試合にするので、どうしてもやらせてほしいと懇願し、最終的にhあミッキーは承諾します。
チャンピオンとなったロッキーは人気者で、派手なジムで練習を開始します。
ミッキーはそんなロッキーに対して、小言を言いつつも最後の試合にするつもりで挑みます。
相手の弱点は、圧倒的なパワーで序盤でKOを築いてきたため、15ラウンドまでのスタミナがないという点です。
相手とは打ち合わず、疲れさせるという作戦でした。
そしていよいよクラバー・ラングとの試合の日、入場前にクラバーと一悶着あり、高齢で心臓に持病を抱えるミッキーは倒れてしまいます。
ロッキーはミッキーなしでは試合ができないと、試合の中止を求めます。
ミッキーは「今更そんな事はできない。お前はチャンピオンだから、さっさと試合を終わらせろ」と告げます。
トレーナーであり、セコンドでもあるミッキー不在のまま試合が開始されることになりました。
クラバーの悪態は、プレゼンテーターの元チャンピオンのアポロ・クリードにも及びます。
アポロは憮然とした態度で、ロッキーに「やつをぶっ倒せ!応援している」と告げます。
ロッキーは序盤から撃ち合いますが、1Rの時点で圧倒的なパワーの差を感じ、「俺はヤツに勝てない」とこぼします。
そしてわずか2Rを持たずにKOされてしまいました。
圧倒的な力の差がある試合に会場は騒然となります。
試合後、ロッキーの試合が終わるまでは病院へ行かないと言いはるミッキーは、控室で待っていました。
勝ち負けの話をせず、ただ「終わった」と報告するロッキー。
ミッキーに無様な敗戦を告げることはできず、ロッキーの報告を受けて、静かに息を引き取ります。
これまでの栄光は地に落ち、自己嫌悪に落ちるロッキー。
あらゆる面で支えてくれた恩師ミッキーも失い、身の振り方もままならない様子でした。
そこに現れたのはかつてのライバルであるアポロ・クリード。
彼はロッキーに失われたハングリー精神を指摘します。
自分と戦ったときにあった「飢えた獣の目」を取り戻すんだと告げ、彼のトレーナーとなってロッキーを蘇らせ、リターンマッチを企画します。
アポロは自身がチャンピオンとなって栄光を掴むきっかけだった、場末の暗いジムへロッキーを連れていきます。
そこにいた若いボクサーたちは、血に飢えた野獣のような目を持っていました。
アポロはロッキーにリズム感、スピードなどを伝授しようとしますが、ロッキーにはなかなか伝わりません。
うまく行かない自分にも愛想が尽きたようにやる気を失いかけたときに、妻のエイドリアンは彼を叱咤します。
ロッキーの心には再び炎が灯されました。
明らかにこれまでのロッキーとは違うスピードとテクニックが磨かれていくのです。
ついにリターン・マッチの日になりました。
クラバーは自信満々にロッキーを痛めつけてやると脅します。
ロッキーは前回とは違い、ジャブを多用し、相手の強打は空振りさせています。
しかし、流石にチャンピオンのクラバーは強く、強引に強打をねじ込んでいきます。
セコンドのアポロは心配しますが、ロッキーは弱音を吐くどころか、「これも作戦だ」と言い切ります。
チャンピオンの座は簡単には奪えませんが、ロッキーはその後も、相手の強打をかわし、巧みにパンチを浴びせ続けます。
ついに野獣クラバーが棒立ちに成るほど動きが止まってしまいます。
そして彼を倒しました。
ロッキーは再びチャンピオンに返り咲いたのでした。
試合後、アポロはトレーナーと成る代わりに、ロッキーとの約束であるスパーリングを行います。
アポロとの強い友情が誕生しているのでした。
ロッキー、シルベスター・スタローンについて
この映画を見たのは高校生の時に劇場で見たのです。
クラスのガールフレンドを誘って見に行ったのです。
(懐かしいなあ)
もちろんロッキーという映画はすでに名のしれた映画だったので、話題作として見に行こうということになったのです。
シンプルなストーリーでしたが、見ごたえありました。
その後、ロッキー、ロッキー2という作品も改めて見る機会がありました。
ロッキーという映画がこれまで売れなかった俳優シルベスター・スタローンの人生そのものであることがわかります。
ロッキーという作品にかけるスタローンの強い気持ちが彼を成功者にしたのは間違いないです。
ロッキーの脚本は高く評価され、高額な価格で買取、有名なスターをキャストするつもりであったが、シルベスター・スタローンは自身の主演にこだわり、勝ち取ります。
その後、この映画の大ヒットによって、スタローンはスターの仲間入りを果たします。
その後もランボーシリーズなどで人気を博し、今も映画界で彼の存在は強烈です。
決して演技派とは言えない無骨な俳優ですが、それがまた魅力なのでしょう。
もう老人なのですが、60代でも筋骨隆々の姿を見せ、未だにアクションスターとしての存在感がある人ですね。
ちなみにこの映画の敵として登場するのはミスター・T。
彼も優れた身体能力を持つ人でしたが、プロスポーツでは大成せず、ヘビー級ボクサーのレオン・スピンクスのボディガードをしていたと言います。
この映画で大抜擢を受けたあと、人気テレビシリーズの特攻野郎Aチームに出演するなど活躍しましたね。