悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

ドント・ブリーズ

女房がレンタルしてきたBlu-ray
で一緒に息子とともに3人で見たが、なかなか怖くてよかった。
ホラー。
だけど、ゾンビもでないし、超常現象などもない。
現実世界のまま描かれていて、それがある意味怖い。
だったらサスペンスじかけがあるのか?と思っていたら、全くサスペンスではない。
普通に退役軍人の家に強盗に入った若い3人組が殺される話だが、この退役軍人は目が見えない。
だったら楽勝だろ?と思ったらとんでもない。
元軍人の爺さんはやたらマッチョで強く、目が見えないが捕まえたら最期圧倒的な力の差がある。
目が見えないけれど他の感覚が優れていて超人的な働きをする座頭市のようなタイプではない。
これまた普通にありえる人間として描かれている。
話の中身は実話であったものをベースにした?なんて触れ込みがあったらさらに怖さが倍増する。
冒頭のシーンからして怖い。
あとで分かるが、主人公が引きずられて家に連れ込まれるところである。

マニー、ロッキー、アレックスの3人組はまだ若い青年。おそらく高校生を卒業したばかりくらいの設定だと。
そして仕事もなく、金は欲しい。
で仕事はケチなこそ泥。空き巣。
アレックスの父親はどうやらセキュリティ会社に勤めているようで、父の商売道具の合鍵を持ち出して悪いことをしている。
しかしアレックスには危ないことはしたくない自制心があり、そのため、仲間からはちょっと距離がある。
マニーとロッキーはカップル。アレックスはロッキーに気がある。
微妙な3人組。
綿密な計画でバレることなく犯罪を重ねているが、盗品をさばくとあまりお金にはならない。
マニーもロッキーも金が欲しくて仕方がない。
狙いは現金。それもある程度まとまったお金。
そして狙いを定めたのが盲目の退役軍人。
彼は娘を事故でなくしてその賠償として大金をゲットしている。
しかも住まいは人も住んでいないようなゴーストタウン。
忍び込むところまでは良かった。
しかしお調子者(軽薄、馬鹿)のマネーが銃で開かない扉を撃つ。
銃なんて持ってきて話が違うとアレックスはこの泥棒からいったん降りる。
老人を睡眠ガスで眠らせたと思っていたが、物音で起きてきて、侵入者を問い詰める。
誠意のない(まあ泥棒だし)言い訳で老人は激怒、捕まえると他に仲間がいるのか問い詰める。
そしてその強さにビビって、謝るが、老人は許さない。
彼の持っていた銃で返り討ちに。即死。
至近距離で見ていたロッキーはビビりまくり。
銃を護身用にと持ってきたのが裏目に。
そこからこの家を抜け出すのがいかに困難かというのが繰り返し描かれる。


大量殺人ではないけれど、怖い。


オススメ。

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