悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

パソコンができるって?

パソコンができるっていうものすごく大雑把な言い方をすることがあるが、今の時代、仕事でPCを使わないところは殆ど無いだろうし、全くできないという人はいないのではないかと思う。

パソコンと言っても色々あるが、業務、特に事務、営業などで利用する場合はWindowsが多いだろう。

クリエーティブな仕事、音楽やデザインやWeb関連などはMacを使っている人も多い。そのため、Macを使っている人は割とスキルがしっかりしているようなイメージが有る。まあ、使っているけど、設定なんか全くわかっていない人もいるようだが・・・。

Windowsのユーザーの場合、本当に全くわかっていない人がいて、電源を入れて起動はできるが、シャッタダウンのやりかたすらまともにわかっていない人もいる。どうやって終了しているかというと電源ボタンである。まあ、最近は電源ボタンでスリープや休止になるのであながち間違っているわけではないが。

仕事柄、そういう人を相手にすることが多い。仕事なので丁寧に受け答えはするが、横柄な人には仕事でも親切心がなくなってしまう。時代に取り残されている高齢者には丁寧に教えて上げる必要はあるのだが、教えを請う姿勢がある人、可愛げのある人はこちらもなんとかわかってもらえるように、難しい言葉をできるだけ使わずに説明しようとする。ただ、態度の悪い人、特に現役時代にはそこそこポジションのあったプライドの高い男性は高圧的にモノを言ってくる。老害である。
男性はそういうタイプが面倒なのだが、女性の場合はそういう人は少ない。家庭に収まって、社会進出していた人が少ないということもあると思うが、逆に全然わからないので、何もかも丸投げみたいな人がいるのである。知ろうとしないというか・・・。

さて仕事の愚痴は置いておく。パソコンができるということについて考えると、何から何までわかっている人はごく少数。というかほぼいない。パソコンができるというのは学問ができるということと同じくらい大雑把なものである。PCのハードウェアに詳しい方とソフトウェアの使い方に詳しい人では全く違う。数学の教授と考古学の教授くらいの差がある場合もあると思う。変な喩えだが。

私のような中途半端なサービス業の人間は高齢者や初心者から見れば詳しい人に見えるのかもしれないが、私も若くはなく、パソコンなんておとなになってから触れた人間である。PCのハード全般、Windowsなどの基本ソフトウェアなどについてはある程度の知識はあると思うが、何を聞かれても大体わかっているとはとても言えない。トラブルがあれば、頼りになるのはGoogle先生である。Google先生の内容をどう解釈していくかという点で経験がモノを言っているだけである。
ましてやアプリケーションの使い方などは全然ダメダメレベルである。
WordやExcelも仕事で利用することはあるが、なにかできるということはない。関数やマクロなんかの相談をされても困るのである。事務系のスペシャリストに聞いてほしい。
また写真のレタッチや動画編集などもそれを仕事として行っている人たちとは違って、簡単なところしかわからない。いや、むしろ趣味でそういうアプリケーションを利用している人のほうが遥かに詳しいはずである。

そんなパソコンも若い人がだんだん使わなくなっているらしい。とはいえ、就職して必然的に使わなければならなくなって、覚えるのだろうが。若い人なら頭も柔らかいので、またパソコンも使いやすくはなっているのですぐに覚えられるはずである。

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