悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

Windows10への強制アップグレード

Windows10への強制アップグレードというのが冗談抜きに、現実に起きているようである。
冷静に対処できる人はまだしも、アップデートの仕組みやあるいはアップデートとアップグレードの違いすらわかっていない人にとってはどうやっても対処できるものではない。
そしてパソコンとはそういうものだから、知らないあんたが悪いんだよって、今更遠い昔のようなことを言ってもそんな言い訳は通用しない。
パソコンが一部のマニアのものであり、パソコンの操作が出来るだけで「オー!」と驚かれ、尊敬(あるいは気持ちわあるがられている?)目で見られていたりする時代は等に過ぎ去った。
家庭にパソコンがあってもおかしくはなく、夫婦それぞれパソコンを持っているのも珍しくはない。
本来パソコンというくらいだからパーソナル(個人)なコンピューターであるはずだ。
ともかく、普通の人が普通に使えるのが今のパソコンにおける重要な部分。
その点、タブレットスマートフォンはIT音痴というか機械に弱い人でもあまり苦労せずに使えるようにはなっている。
ま、これでもできない人、わからない人には全く使えないけれども、少なくとも今のパソコンと比べると何かにつけて楽ちんである。
古いパソコンでもWin7が入っていればそうしないといけないと思ってしまう、善良なユーザーが被害者である。
勝手にWindows10にしましょうと散々煽っておいて、いざまともに動かないとなると、メーカー製のパソコンですからサポートはPCメーカーへと押し付けてくるMicrosoftの体勢は明らかにおかしい。
パソコンメーカーもそこは強くMicrosoftへ抗議すべき点だと思うが、主従関係が出来上がっているのか、Microsoftの言いなりなのか、PCメーカーのOSメーカーに対する姿勢は頼りないものである。
ならパソコンメーカーがWindows10にアップグレードして困ったユーザーを助けられるのか?
否である。5年も6年も前のパソコンでWindows10のドライバーの提供を無償でしなければいけない理由もないし、動作について保証しなければいけない理由はないと思う。


サポート期間のある過去のOSはドンドンサポートがおざなりになっているようである。
わざと使いにくくしている?という噂もあるが、おそらく人員やサーバーなどの問題もあると思う。
つまり新しいOSが出るとそちらのサポートに力を入れないといけない。
またサーバーもそちらのOS向けのものに重心を移し、過去のOSに対するサポートはまだ期間が残っているから仕方なくやっているだけで、繋がるサーバーも少なく、時間も異常にかかるようになってしまっているのでは?と思う。
WindowsUpdateの確認をするだけでもエライことになる。
Vista(今更使うなよとも思うが)のパソコンなんて、リカバリーをしてServicePackがなくなった状態だと、それをダウンロードしていれるだけでも大変である。
IE7になっていてMicrosoftカタログのページにすら繋がらなくなるとか、もはやイジメのレベル。
Microsoftにとっては勝手にリカバリーして、最新の状態でないOSだし、知るかよってところなんだろうか。

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