悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

Windows Updateという不毛な作業

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パソコンを使う毎日。
デスクワークでパソコンを使わない人は今やいないと思われる。
それくらい、普通の道具となったパソコン。
私が仕事をするようになった当時にはまだそれほどなかった。
むしろ、パソコンを使っているというだけで、「変わった人」という色眼鏡で見られたりも・・・。

 

そんなパソコンであるが、選択肢はあるようであまりなかったりする。
特に会社で支給される業務用のパソコンは勝手に好きなものを使えるというわけではない。

今の職場で利用しているパソコンはクライアント先が用意しているもので、私達はそれを設備として利用しているようなものである。
幸い、そういう設備なので、メンテナンスはそちらに任せっぱなし。
それでもたまに機嫌を損ねることがあるし、少し前には電源すら入らなくなったこともある。

原因がわかれば、対処のしようもあるが、なかなか原因はわからないもの。

そのよくわからない原因の一つにWindows Updateというものがある。

 


Windows Updateの目的

Windowsを最新の状態にしておくことで、セキュリティに対する備えをするのが一番の目的。
現在のWindows10では、無効にすることは基本的にできないので、自動的に行われる。
セキュリティホールと呼ばれるセキュリティ上の穴を埋める作業だけでよいのだが、新たな機能を追加する機能更新プログラムというものもあり、それらは大型アップデートと呼ばれ、OSそのものが大きく変わる。
それ以外にも緊急のセキュリティパッチが適時アップデートされる。
細かいアップデートもあるが、やはり困るのは大型アップデート。
とにかく時間がかかるのである。
以前よりはスムーズに時間も短縮されたとなっているが、それでも時間がかかる。


スムーズに終われば、待つだけ。
それでも長い。



Windows Updateに失敗する場合

失敗するとその原因がわかれば、次の手立てもあるが、なんとなく失敗しているだけの場合もあったりする。
そういう場合は、少し時間を改めて、Windows Updateをしてもらうのが一番。
今更、すぐに最新にしないければならないということはない。
すぐに最新にしなければ、使えないわけでもないし、セキュリティ上、問題があるということでもない。

 

Windows Updateの失敗で、起動ができなくなった場合

ほぼ間違いなく、苦情になる。

業務で利用している人にとっては、起動できないなんてありえない話である。
それが割と普通に起こりうる。
もちろん確率でそんな人ばかりというわけではない。

多くのユーザーの中で一部の人がこの失敗に見舞われる。
ユーザーの問題である場合もゼロではないが、ほとんどは原因は別のところにある。

モバイルPCを持ち運んで利用するユーザーも多い。
特にあちこちに飛び回る営業マンなどは、パソコンを開いて業務をして、閉じてまた次の場所へ移る。

ところが、シャットダウンするときに、更新してシャットダウンを選択すると、悲惨なことになる。
大型アップデートのときなど、ものすごく時間がかかる。
中途半端に始まってしまうと、電源を切ることすらできない。
そして蓋を締めることもおすすめできる操作ではない。

お客様から、お怒りの電話があり、状況を伺って、お待ちいただくよう説明するが、納得されるはずもない。

まだ、相談してくる人はともかく、仕方がないので、強制的に電源を落とし、その後起動しなくなってから連絡してくる人も結構な割合でいる。

その人たちに対して、何で強制終了をしてしまったんだと非難することはできない。

 

便利なのか不便なのか?

パソコンを持ち運ぶという発送がなかった時代には、今のようなアップデートでも良かった。

しかし、モバイルパソコンでシャットダウンしたタイミングで更新がかかってしまうというのはなんとかしてもらいたい。

 

Windows Updateを気にしなくても良いパソコン

Macに関してもアップデートはあるが、Windowsのように頻繁ではない。
またセキュリティホールで問題になるということもあまりないのである。
しかしビジネスシーンでは、Macは少数派。
今後もMacが大きくシェアを伸ばして、Windowsと取って代わるということは考えにくい。

しかし、Webベースでの操作、自社のデータベースへのアクセスなどを考えると、Windowsである必要もない。

Windows出ないと困るのはOfficeソフト、特にExcel関連ではないかと思ってしまう。
非常に多くのビジネスマンに利用されている優れたソフトであるExcel
それは事実だろう。
しかし、Excelと同じような機能を実現するものは結構たくさんある。
Microsoftの純正のOfficeでないと、書式が乱れたりして使い勝手が悪い。
使い方などの情報も圧倒的に多いということもあり、Officeは今後もしばらく使われ続けるのだろう。

Chromebookが教育市場で増えてくると、それがスタンダードになる?ということもありうるが、すぐにと言うことはない。
Webサービス中心の時代が今後も続けば、Chromebookのようなパソコンが増えてくるだろうとは思う。

Chromebookが素晴らしいのは、OSの基本設計からして、インターネットありきで設計されていること。
そのため、脆弱性やセキュリティに関してはWindowsとは異なる。
ChromeOSにもセキュリティのための更新はあるが、知らない間に行われており、再起動にものすごく時間がかかったりすることもない。
パソコンにデータを置く、という発送がないため、パソコンが壊れた場合でも、すぐに新しいパソコンで、動悸させれば、業務へ復帰できるのも魅力である。

 

DOSからWindowsへと変わり、Wintel帝国は栄耀栄華の時代が続いたが、終焉を迎えようとしている。
Windows10が最後のWindowsMicrosoftも明言しているが、サポートが終わる2025年以降、どの様になるのだろうか。

Officeが買い切りのパッケージではなく、サブスクリプションへ移行していくように、OSもサブスクリプションとなると言われているが、果たしてどうなのだろう?

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