悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

セキュリティを固めると使いづらくなる

TPM搭載機種のWindows10で起動できない場合に、修復の画面で回復キーを求められる。
回復キー?暗号化?そんなことをした記憶がないというユーザーが多い。
個人ユーザーの場合はそんなものは使っていないことが多い。
もちろんリテラシーが高く、情報に対する意識も高い人は自分で行っている人もいるが、存在自体を知らない人も多い。
私はノートパソコンを持っていない、というか家にあるのは女房、娘、息子がノートパソコンで私は使っていない。
そもそもOSは皆、Windows10ではないし、しかもエディションはHomeであるのでBitlockerの被害を受けずに済んでいると言っていいかもしれない。
あ、息子のOSはWin7Proからアップグレードで10になっている。
しかし、Microsoftアカウントではないし、TPMもないのでとりあえず、勝手に暗号化された?みたいなことにはなっていない。(と思う)
高価なモバイルノートパソコン、基本的には法人向けのものだが、個人向けでもはTPMが搭載されていることが増えた。
Windows10の要件としてTPM2.0が必須といのは2016年7月28日以降に出荷される普通のパソコンは全て必須らしい。
考えればこんな重大なことに対して世間の関心は薄い。
まあ、たしかにTPM2.0や暗号化がPCを使う上で便利にあるというたぐいのものではないので、雑誌やニュースでもあまり大げさには扱っていなかった。
TPMにもバージョンがあり、Windows10からTPM2.0となって暗号強度なども強化されているようである。
そういったところは上辺の言葉で機能がアップしたとかなっているだけで、いざきちんと使いたいと思った時に、それを支える資料と言うのは全くと言っていいほどない。

intelMicrosoftが業界を引っ張ってきたわけだが、やり方が強引すぎる。
確かに何処かが主導権を持ってやっていかないとどうしようもないというのもわかる。
ならばそれらを使うためのソフトウェアやドキュメント類をしっかりと備えて欲しい。
どのメーカーもそのあたりは個人で使わないので企業のシステム担当者任せになっていて、そういう担当者がわかるレベルで通常のユーザーが簡単に使えるようなものではないと思う。
まあ安易に使えるからと言って暗号化して、回復キーなどの管理もずさんな場合にはデータの救出もほぼ無理になるので、そういう人たちには使ってほしくはない機能でもあるが。
ならばそういう機能を載せるなと思うのである。


vPro、AMT、TPM、セキュアブート、UEFIなど今のPCを支える技術やチップがたくさんあるけれど、それらに対してきちんとした解説書が欲しい。
そういう書籍やサイトなんてものはないのでしょうかね。

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