読みやすい文章だが、構成というか登場人物が特徴がありそうでなく、一気に読まないと結構辛い物語かもしれない。
美雪、紗月、梨花という3人の女性の物語。
それぞれどこかにつながりがあると思いつつ読み進めてい行くとおぼろげながら大体の流れ、ストーリーのぜんようが見えてくる。
読み終えてみると、何だこんな話だったのかということで少しガッカリした気持ち。
もう少し深く読み進めれば違った感想もあるのだろうか。
この湊かなえという作家は女性同士特有の諍いをうまく書く。
というか女流作家は皆そうかもしれない。
数年前のSoftBankのCMの会話の微妙さを思い出した。
女性ってそういう友達付き合いなのだろうか。
「○○ちゃんってSoftBankじゃないんだ〜」的な。
一番苛つくのは夏美。そしてその夫の陽介。
そして陽介の両親。
悪人二人と善人の革を被った偽善者か。
- 作者: 湊 かなえ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/03/08
- メディア: 単行本
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