悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

脳内ポイズンベリー

女房と映画を見に行った。
50歳を超えているカップルということになるので割引である。
まあ、水曜日なので女房は女性割引でもいいのだが、片方が50歳を越えたカップルは一人1100円ということで割安な感じ。
映画館で邦画は見ないタイプ。
というのも邦画はレンタルで十分と思っているから。
映像や音響を楽しみたいという映画は邦画には殆ど無い。
また期待もしていない。そういう映画を邦画に求めてはいけないと思う。
ともあれ、今回のこの映画はそういうタイプの映画ではない。
迫力のある映像と音だけで映画の評価があるわけではない。
この映画もなんてことのない映像で撮影にお金がかかっているとはとても思えない作品。
しかしなかなか楽しめた。
30歳を迎える微妙な歳の女性「いちこ」と彼女の脳内で葛藤する人たちを描いた作品で、とても面白かった。
「いちこ」役は真木よう子。配役としてはピッタリだろう。
二人の男性が相手役として登場するが、どちらも知らない。
どちらもパッと見た瞬間は大したことが内容にも見えるが、ストーリーが進むにつれてふたりとも魅力的に見えてくるから不思議である。

この作品が面白いのはただの恋愛映画ではなく、脳内での葛藤を人間を使ってその中で会議をしているという設定。
それぞれには担当があり、これまた配役は良かった。
まとめ役の議長ヨシダ役に西島秀俊
ネガティブ思考のイケダに吉田羊。
ポジティブ担当イシバシは神木隆之介
感性、直感の担当ハトコ役は子役の桜田ひより
そして記憶(書記)担当の爺さんキシを演じる浅野和之
柚樹普段な議長と違って、ポジティブとネガティブの二人が面白い。
特にネガティブを演じる吉田羊のパワーがすごかった。


漫画が原作らしい。
全然知らんかったけど。

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