悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

美女と野獣

ディズニーのアニメ映画しか知らないが、今回レンタルしてきたのは実写版。
前評判はあまり芳しくない。
ともあれいつもどおり女房と息子とで一緒に鑑賞。
息子はあまり興味ないようで真剣に見ていなかったようだ。

きれいな映像と特殊効果で豪華な感じがする。
日本にも有名な童話がたくさんあり、これくらいの規模でしっかりと作ればいいものが出来上がると思うが、スポンサーが付かないのだろうか。

野獣になる王子役にヴァンサン・カッセル。ちょっと王子役とは似つかわないと思うのだが。男前ではないし、ちょっと老けすぎ。
ベル役は最初はどうという感じもなかったが、物語が進むに連れ女性としての魅力が溢れんばかり。(特に胸元が?)
本当に色が白く透き通るような肌。毎回変わる美しいドレスに身を包み、動く姿はやはり美女そのものと言っていい。
ポロリと見えてしまいそうな豊かな胸は女性らしさの象徴なのか女房はその部分ばかりを強調していた。コンプレックスがあるのだろうか。

原作をかなり意識して二人の姉やぐーたらな兄を登場させているのだが、今ひとつ活かされていないような気がする。いてもいなくても良かったような。特に姉。
ぐーたらな兄は今回の悪役を登場させるための導火線として一応役割があるが、ラストシーンでは妹を助けようと中途半端な役どころになってしまった。
本来はシンデレラのように意地悪な女性を演じるハズの姉二人においてはただの間抜けなオンナというだけで存在価値がない。
そして王子の魔法が解けるのは真実の愛というものが必要。
ベルと野獣は一体いつ愛を育ませたのかがよくわからない。
デラックスな映画だけにちょっとその辺りが残念。見ていて楽しいのだが。
王子の取り巻きたちはあの巨大な石像になったと思うのだが、魔法が解けても戻ってこないのはどうしてなんだろう?
犬達はちゃんと戻ったのに。犬以下?ちょっとかわいそう。

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