悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

エクスペンダブルズ3

豪華アクションスターの共演で人気のシリーズの3作目。
個人的にはそれほど評価が高くないのだが、これだけのスターを揃えて話題にならないわけはなく、やはり注目される作品なのだろう。
中身はスカスカだが‥
ともあれ、今回もストーリーは置いておく。
アクションの見どころはいっぱい。
理不尽なまでの強さもこういう映画では許されるが、こんなに沢山のスターが理不尽な強さを発揮するとどうなるか。
鍛えあげられた兵士たちがあっけなくやられてしまうのである。
あまりにも相手が弱く感じてしまう。
終盤の敵方の雑魚キャラがゲームの雑魚キャラよろしくあまりにも安っぽい。
簡単に殺されすぎてかわいそうに思えてくる。

で楽しくないのか?面白く無いのか?といえば、それなりに楽しめてしまう映画ではある。
シュワルツェネッガーの「サボタージュ」なんかよりはシンプルに楽しめた。

この楽しい映画にイチャモンを付けたくなるのはスターひとりひとりに敬意を払っているためである。
つまり、スターには代表作があり、個人的にはそういうイメージと期待感もある。
しかしこんなに沢山アクションスターが出るとそれぞれに美味しいシーンを持ってくるのは難しい。
その点、今回初参加のアントニオ・バンデラスは美味しいところを全部持っていったって感じ。
人気現役レスラーの女性も格好良かった。ファンになりそうなくらいだ。
悪役として登場したメル・ギブソン
本来はヒーロー側の人間だったが、近年のスキャンダルにより今やすっかり悪者のイメージが付いてしまった。
そこでそれなら悪役をとして敵役の椅子を用意したスタローンということなんだろうか。
似合っていた。
とことんのワルではなく、良いイメージのあるワルだった。
最期は銃を捨ててこぶしのガチンコ勝負とか。

バンデラスとメル・ギブソンが印象に残った映画。
一方、ジェット・リーはどこにいたの?もったいないなあ。

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