悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

マッチで~す 

 

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マッチこと近藤真彦の不倫報道で、ネットでは嫌われっぷりが凄いのかかなり叩かれている模様。
それでもジャニーズでの彼の立場は特別なのか、メディアに圧力をかけているのかあまり報道されていない印象。

news.yahoo.co.jp

 

こんなくだらないことをブログに記載するつもりはなかったのですが、個人的に同世代なので、どうしても気になった。

とはいえ、私はマッチのファンではない。
むしろ昔から大嫌いな人間。
なぜ彼があんなに人気があったのか未だに理解に苦しむ。
中森明菜とのこともあって、未だに男性諸氏からは目の敵のように嫌われているようだ。

私は特に中森明菜のファンでもないのでその点はどうでも良いのだが、彼のキャラクターそのものが昔から好きではない。

たのきんトリオとして人気がありましたが、踊れる田原俊彦、ギターがうまい野村義男と違って、近藤真彦は何をやらせても大したことがないというイメージしかない。
まあ、人気はたしかにあったけどね。

売れていた若い頃はかなりの生意気さで、ある程度落ち着いた年齢になった頃に、古舘伊知郎からもそのあたりを揶揄されていたね。

そしてレーサーとしてもどんなもんだろ。
なぜレーサーをやっていたのかも不明。
オートレースに行って、SMAPを辞めた森なんとかという人と比べてどうなんだろうね。

ネットでの叩かれっぷりを見ると、相当に嫌われていると思う。

まあ、昔からの女性ファンはどう思っているのかわからんが・・・。


またジャニーズ事務所もどうして彼をかばうのだろうかね。
事務所への貢献度?
それなら郷ひろみのほうが遥かに貢献していると思うんだけどね。


ジャニーズ事務所にとってそれだけ大きな存在だったのだろうか。
もう売れなくなってかなり時間が立っているのに、未だに上層部として居座っている。


ほとぼりが冷めたら、知らんぷりして復帰するだろうね。

何か日本の縮図を見ているようで気分が悪い話だ。





裁判所からの通知

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家業をしていた頃、裁判所から通知が届いたことがある。
なんじゃこれ?と思っていたが、当時雇用していた従業員の給与の差止めに関する通知だった。

書面を読むと、その従業員には借金があり、その支払が滞っているので、給与支払者であるところに差し押さえてほしいということである。
消費者金融での借金とローンの返済でおそらくこれまでも何度も本人に通知しているのだろうけれど、一向に支払う気がないので、このような形を取らざるを得なかったということなのだろう。
とはいえ、その従業員にも生活があるので全額ということはなく、何割か決まっていた。
本人に不服があれば異議申し立てをするなりすればよいが、そういう事も今までにあったに違いないが、全て放置していたものと思われる。
本人に問い合わせるとたしかに利用はしていたようである。
払えないから、放置していたようである。
きちんとした金額は本人も分かっていないようだ。
もうかなり前なので細かい数字は忘れたが、とにかく、そういう命令書であった。

借金をして返済が滞るというのは、恐ろしいことなのだが、当人は割とあっけらかんとしていた。
そういうものなのかも知れない。
うちの家業で働いていた従業員はみんながみんな生活苦ではない。
そんなにひどい待遇ではないはずだが、とにかく金をよく使う人達が多い。
と言って、彼らが贅沢しているというふうには見えない。
着ている服や住んでいるところを見てもけっして贅沢しているわけではない。
支給している給料で生活は十分できるはずなのだが、借金を作っては、前借りをしてくる人たちは決まってギャンブルやお酒に弱いタイプだった。

お金を給料日である月末に渡すと、翌月の中頃にはなくなって、借りに来る人もいた。
身内に不幸があったとか、病気で入院することになったとかではない。
みんな至って健康なのだが、健康すぎて遊びすぎ。
仕事が終わってからのゆとりのある時間に毎日のようにパチンコにいって散財する。
勝てば勝ったで、その金で飲みに行く。
そりゃお金がいくらあっても足りないわな。

そして彼らの経済感覚がまたすごい。
質屋に10万円借りて、ひと月に3000円入れたらよいと言うのが安いと感じる人達である。
彼らの計算では3%の金利だから安いというのであるが、いや待てよ、それは月利だろ。
年利に直すと36%だよと教えてあげるのだが、それでも借りてしまうのである。
当時の銀行金利は今のように安くはないが、それでも年利36%をやすいと思って借りるような人たち。

知らないというのは怖いし、考えようとしない人はもっと怖い。

結局、裁判所の命令で給料の一部を差し押さえていたうちから返済するという形になったのだが、数ヶ月で辞めてしまった。
今頃どうしているのだろうか。
きっと同じように借金にまみれているのだろうか。
悪事に手を染めていなければいいが、悪玉に利用されている気がしてならない。

他の従業員も同じような人がいた。
多重債務者で、最終的には半分ヤクザな街金融にお金を借りてしまったらしい。
うちの父が乗り出して談判したようだ。
そういう意味で父はまさに親方だったんだと思う。
もともと借りた金が金利で膨れ上がって何倍にもなっていたらしい。
放置しているとろくなことがない。
結婚して子供もいたので、放置していると、その家族はどうなっていたことやら。
仕事は良くしてくれる人だったから、父にとっては助けたいというい気持ちが強かったのだろうと思う。

田舎から上京し、働いていた別の青年も結局借金まみれになった。
おとなしく、真面目でボロアパートに住んで、散財せず、貯金もしていたと思う。
お酒に飲まれるタイプで、酒が入ると木が大きくなる人であった。
それでも借金をするようになったのは結婚してから。
結婚した女性とともに散財をはじめ、彼女の入れ知恵で借金を重ねることになる。
彼の場合は一人息子で田舎の両親が、はるばるやってきて、借金を自身の年金や貯金やらで支払ったのである。
なんとも酷い話である。
お金について知らないということは本当の恐ろしい。

事業をやめてからかなりの年月が経過している。
私も勤め人として、働いて給料をもらって生活しているが、今日、裁判所から別の通知が来たのである。

それについてはまた後日記載したい。

 




新人研修から見る人間観察

 

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少し前の記事を見つけて、「ああ、そんな事もあったっけ」と思いながら、懐かしんでいる。

 

tails-of-devil.hatenablog.com

 



今でこそ、研修はあまり担当しなくなったが、今の職場、前の職場、その前の職場でも研修はよく行った。

本当に私が今いる業界というものはどうかしているような気がする。
どこでもそういうものなのかもしれないが。

顧客対応、相談室などと呼ばれる仕事である。
いわゆるインバウンドのコールセンターだね。
そもそも顧客対応なんてものは、今の会社に入っていからの経験である。
しかも対面での仕事はサポートカウンターという場所でやってみたが、電話対応なんてやったことがない。
もちろん、家業で仕事をしていたときに電話がなって応対することはあるが、いわゆるコールセンターとはぜんぜん違う。
そんな中で、まともにコールセンターの業務も指定ない人間が、いきなりSVという職務を与えられて、新人研修をすることになったのだから、異常な業界である。
今はなき某電機メーカー。
その職場に入って、研修そのものは1週間程度。
顧客対応という実務は2週間ほどしか経験していない。
私が入って1ヶ月後に新人さんが入ってきて、私が研修を担当することになったのである。
いや、なにこれ?
私と同時期に入った人間は10名ほど。
他のメンバーは実務で対応しつつ仕事を覚えていったのだが、私は新人の研修を行っているのである。
いや~無いわ~この業界。
で、私の同期もポロポロと辞めていくのだが、私が研修した新人たちも続くもの、辞めるものがいる。
1年経過して残っている人のほうが少ない。
ひどい場合は、その時の同期が全滅とか・・・。
新人から研修して実務で練度が上がった人というのが少ない職場である。

いや、正確に言うなら、この業界の水になれすぎている人が多いのかもしれない。
私も今は随分とこの業界の人間になってしまった気がする。
しかし、あいかわらず研修らしい研修を受けて、実力、スキルアップしたという実感はないのだが・・・

そう思っていてもすでにこんな年齢になってしまった。
サラリーマンとしての賞味期限はとっくに過ぎていることを自覚しつつ、自分で自分を鼓舞し続けながら働いている。
別に職場の仕事が嫌いというわけではない。
むしろ残りのサラリーマン人生を楽しむ余裕すらあるのかもしれない。

ものすごく長い前置きとなってしまったが、新人を見ていると様々な人達がいる。
電話対応するので、口が達者なやつばかりだと思うが、実はそういう人ばかりでもない。
もちろん、別の所のコールセンターで働いていた人たちは、トークは一通りの基礎が身についているので、心配がないが、その場所ごとのローカルルールというものがあって、それは下手に業界の水を飲んできた人はなじまなかったりする。
概して、若くて未経験な人ほど良いのだが、若くてもひどい人材もたくさん見てきた。
言葉遣いは数をこなして慣らして行くしか無いが、仕事に対する姿勢がひどい。
確かに待遇も悪いのだろう。
賃金も低いのでやる気が失せるというところだろうか。
それならもっと貰える業界に行けばいいのに、炎天下で働くのが嫌だったり、拘束時間が長いのが嫌だったり、するのである。

ある意味私くらいの年齢になってしまうと、職を選り好みすることすらできないので、悩まずに真面目に働ける。

家業を廃業してからは特に、とりあえず稼がないと子供もまだ幼かったしね。

またしても無駄話になってしまったが、この業界には研修泥棒のような連中が一定数の割合でいる。
人間の入れ替わりの激しい業界なので、いつも求人をしているということもあり、研修で居心地が良ければ、しばらく仕事をして、辛いことがあれば辞めてしまうというパターンを繰り返している人である。
そんな「ベテラン」なら研修中に、この職場が合うか合わないかがすぐに分かりそうなものなのだが、研修期間はとりあえず、すまし顔で研修を受けて、研修終了後、実務に入るときに、あるいは実務に入ってすぐに「向いていないので辞めたい」というのである。
研修で新人を見てきて、育てようと教えてきた人間としては本当に虚しいばかりである。
もう一つこの仕事で感じたことが、大手メーカーの人間は基本顧客対応はしないということ。
ギャーギャーうるさい「クレーマー」と呼ばれる人たちは一定数存在する。
そういうクレーマーを受けてしまうと正直気が滅入る。
お詫びしようが、話を聞こうが、埒が明かない。
お客様の要望を聞き入れれば、クライアント先であるそのメーカーから怒られてしまう。
かと言ってお客様に「できない」と突っぱねると、余計に怒り出して、「怒らせた」ということに対する責任問題になったりするのである。
新人研修の傍ら、新人が怒らせた顧客の2次対応というのも仕事に一つで、それはなかなかに気が重い作業。
2次対応に対しても人それぞれで、自分がその顧客から逃れたとあっけらかんと喜ぶ人と責任を感じてしおらしくわびてくる人がいる。
もちろん苦労して対応するわけなので、形だけでも「すみません」と言ってほしいものだ。

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コールセンターなどに入ってくる人は、自ら来ることもあるが、大抵は登録している派遣会社などからの紹介によるものが多い。
派遣会社も商売なので、こちらの条件に合うような人材を探して放り込むわけだが、全くだめな人もいる。
なんというか、あの仕事も大変だろうとは思う。
人間の労働力というものを商品として、販売しているのである。
商品に問題があれば、返品や交換を求めるが、派遣された人間が、条件に合わなくても、一旦採用したら、採用したこちらにも責任があるので、返品交換はできないのが普通だ。
それでもあまりにもひどい人間は、お帰りいただく他無い。
せっかく採用したから、研修してあげてと言われても、辞めることが分かっている人間に対する研修ほど虚しいものはないのである。
いらない人間の条件としては
①圧倒的なスキル不足
②人間関係が難しそうな人
③勤務態度が悪い人
のいずれかだが、社会人がこんなのでいいの?と思える人もいるんだな、これが。
①圧倒的なスキル不足で切られた人というのはあまりいない。
大抵は自分から辞めていく。
無理ですと・・・。
②人間関係が難しそうな人というのは、いかつい人、気難しい人、職場で変な恋愛関係を持ち込む人などである。
本人の能力が高い場合は、許されてしまうこともあるが、職場の他の人間に対する影響が大きいので、お引取り願いたいところである。
③これは割と切りやすいかもしれない。この業界はシフトでまわしているので、シフトに穴をあける人は迷惑この上ない。家庭の事情もあったりするので、欠勤全てがダメということではないが、真面目にやっている人が一部のよく休む人を見て、馬鹿らしくなってくるのである。
ちなみに時給である場合が多いので、休みすぎると生活ができなくなるパターンが多い。
まあ、このタイプも辞めてしまう人が多い。

この3タイプのハイブリッドタイプもいる。
どんなタイプであっても辞めてもらうときにはひと悶着あったりするのである。
マネージャーなどは本当にその点については苦労している。
訴えてやる!なんて捨て台詞を残して去っていったやつもいたなあ。

 

で、こんな環境の職場だが、私は別に苦にならなかった。
家業のほうが危険で肉体労働だったし。
まあ、実入りは大きかったけれど。

某メーカーの後、一時的に内勤となった。
馴染めなかったというか、居場所がなかった。

その後、通信会社のコールセンターに支援として入って仕事をしたが、そちらもあまり居心地はよくなかったという印象だ。
仕事は楽ちんなのだが、何をやっているのか自分でわかってなかったように思う。
うちの会社も同じように受けた仕事に対して人間何人放り込んで、いくらもらうということなので、やっていることは派遣会社とそう変わらない。
送り込まれる人間は現場に行って自分で学べということらしい。
素晴らしい企業文化だ。


それから今の職場に移転して、兵士として前線で戦ってきた。
今までコールセンターなどであまりお客様対応をまともにしていなかったのである意味新鮮だった。
これはなかなかに消耗するけれど、自分のためにはなった。
その後はやはり新人のフォローやら、面倒くさい顧客の相手やらをしている状況だ。

 

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