悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

暑い日には暑いものを食べて~

今日は気温は何度くらいあったのだろう?
気温は校庭の日陰にある百葉箱の中で測定した空気の温度である。
そんな涼しい状況で測っている気温が人間の体温くらいはある状況なので、炎天下のアスファルトだらけの都会の町並みではそんな生易しい温度ではない。
体温どころかおそらく風呂の温度よりも暑いはずである。
そういう状況で「のぼせるな」というと、エアコンの効いた部屋に逃げ込むしかない。
暑い外出から帰宅した。
女房も帰宅していたので、一緒にパピコをはんぶんこした。
お互い50歳をこえた夫婦だが、まあ、仲良くしている。

パピコを食べていたときに女房が、クラブの後、こんなのを食べるのが至福のときだったとか。
なるほど、私にもそういうのは思い当たる。
高校の近くにおじいさんが営業している通称「じじや」とおばあさんが営業している通称「ばばや」というのがあった。
「じじや」は前払いシステム。これは普通である。
「ばばや」は後払いシステム。食べた後、おばあさんに食べた分を精算してもらって支払う。駄菓子屋としては画期的なシステムである。
そんな話をしていたら、高校での食堂の話になった。
美味しかったかどうかって?たいして美味しくはないけど、腹が減って仕方がなかった時期だから、何を食べても美味しかった、という記憶。
学食なのでやたらと安いが、わけのわからないメニュー多数。
ペラペラのハムをフライにしたハムカツとか普通で、そのハムを揚げずにチャーシュー代わりにしたラーメンもあった。
そしてそのチャーシューもどきのハムの代わりにきつねうどんの「揚げ」を乗せたのが「揚中」というメニュー。
我が学校の独特のメニューだった。

今もあるのだろうか。揚中。
食堂のおばちゃんの注文を叫ぶ声が聞こえてきそうな気がする。

「あげちゅ~!」

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