悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

Connected Standby? いいえInstant Goです

携帯電話やスマートフォンではできてアタリマエのことがPCで実現するのが非常に難しいことがある。
携帯やスマートフォンではメールが来たらすぐに知らせてくれるが、これは当然通信を常に行っている端末だからで、PCではそれが非常に難しい。
携帯やスマートフォンと同じように常に通信をしていればいいが、ただでさえPCの電気の消費量は半端無いのに通信をするためにPCの電源を入れていたら、PCで作業をしたい肝心なときにバッテリー切れということにもなりかねない。
PCも省電力化がドンドン進んできたが、PCの機能を十分に利用するためにはスリープ状態や休止状態ではNGである。ましてや電源を切っている状態だと何にもできない。(それは携帯やスマホでも同じ)
Windows7の頃から大きく進んだOSであるWindows8
使い勝手、インターフェースで散々に叩かれていて人気はあまりないが、Connected Standbyという機能が搭載されている。
Windowsの中のところにもっと話題が行けば注目される機能なのかもしれないが、ほとんどの人が知らないと思う。
スリープ中に30秒に1回通信を取る。そのおかげでスマホや携帯では当然だったプッシュ型のメールが通知されるようになる。
そしてWindows8.1では更にその機能が進み、名前もInstant Goなんてものに変わった。
Connected Standbyという名称自体が定着していないのに、Instant Goという名称に改名。
MicrosoftIntelの焦りを見る。

さて非常に便利な機能だが、その恩恵を受けられるのはWindowsストアで提供されるアプリ。
つまりタイルアプリやモダーンインターフェースのスタート画面のアプリのみである。
Windowsのユーザー、つまりデスクトップで従来のアプリケーションを使う上ではこれらの機能は動かない。
しかしWindowsのタイルアプリで魅力的なものがなく、今後もこの機能を使った素敵なアプリが現れることがあるのだろうか?
Instant Goによってスリープ中でも音楽再生を行えるようになった。
スマホでは当然のことなのだが、PCでは画期的なことである。
しかしこれもやっぱりタイルアプリでのみである。
やはりどこまでいってもPCはPCだし、スマホのようにはなれない。
スマートフォンタブレットに脅かされている現状を打開するためのOSとして従来のアプリを動かしつつ、MUIのタイルアプリも動かせるという仕様にしたが、画面が2つあってユーザーは混乱。
そして期待していたMUIアプリは大したものがない。今後の見通しもどうなのだろう?

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