本日は衆議院選挙である。
私は仕事で投票にいけなくなるのがわかっていたため、期日前投票をすでに済ませているが、速報を見る限り、ここまで差がついてしまうとは思わなかった。いかにこれまでの民主党の政権が国民に否定されていたかがわかるようなものだ。
と同時に長い間続いた自民党政権に引導を渡した小選挙区が今回はそのまま反対に民主党に襲いかかったということを痛感。白か黒かをはっきりつける小選挙区ならではで、勝つか負けるか。死に票が増えるというのもわかる。しかし自民党幹部の高笑いが聞こえてきそうで、安倍お坊ちゃんがまた勘違いして憲法改正に全力を注いだりするのはいかがなものかとも思う。
憲法改正に反対しているわけではないし、議論はしたらいいと思う。改憲と言うと目くじらを立てる社民党のおばはんたちのほうが気持ち悪いが、今の日本の課題として改憲ということにこだわっている時ではないと思う。
経済の立て直しと少子化対策、年金問題などをきちんと道筋を立ててやっていくべき時。官僚にそれらをまるなげするような政権では心もとないが、自民でそれがやれそうとはとても思えない。
まあ今回は自民党が勝ちまくった。勝ち過ぎは良くない。こういう小選挙区制度というのも国民からすれば怖いものである。二大政党になって与党と野党が戦うというのいいという人もいる。日本の場合はそれに向いていないという人もいる。
どちらにも一理あると思うが、一部のものを代表しているような政党は要らない。特に背後に宗教団体がみえる某政党は大嫌い。投票率が低くなると大躍進する。組織票が強い。
今回の残念な点は維新。今回の選挙の目玉と言われていたが、やはり石原と組んだのは失敗。あれで一気に覚めてしまった気がする。政治は数だ。勝たなければ意味が無い。確かに心理である。しかしあからさまに理念はない。勝たなければ意味が無いと言われてしまえば、そこに入れようという気が失せる。しかもそういう気持ちがあるのなら、あいつとは組まないとか、意見が違うとかを乗り越えて、連携して行かないといけないと思うが、そうでもないし。
自民には期待していないけど、民主の時のような混乱は避けてもらいたい。行政改革は一旦止まってしまうだろう。官僚の自浄作用は期待できないからこそ政治家には頑張って欲しいんだけど。
それでもその点については野田政権よりはマシな気もする。
衆議院選挙
