悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

衆議院選挙

日本の方向を決める国会。国政選挙。
毎回色々と争点があったりするが、今回の選挙は解散の理由が面白くない。
本来であれば、しっかりとした争点があり、白黒をつけるために国民に問うということなんだが、森友・加計問題に蓋をしたいがために解散したというのがもっぱらなところ。
そして隣国ではミサイルを打つぞ、日本も巻き込むぞと息巻いているが、そういうこともそっちのけで解散総選挙である。
やらなければならないことはたくさんあるようだが、実際のところやらなくても国は回っている。
国を動かしているのは国会議員ではなく、官僚組織だから。
その官僚組織にメスを入れようとした民主党は瓦解。
あ、今は民進党か。
その民進党も混迷している。もはやなくなるのも時間の問題。

日本の国、官僚組織は強大である。
ただ、国会議員を見ると彼らに任せるよりは役人を信用したくもなる。
役人たちには自浄作用はない。選挙もない。
彼らにしてみれば、国会議員なんてただの飾りで、我らこそが日本の国政そのものだという自負もあろう。

選挙になれば投票に行く。
しかし、主権と言われる国民には選択肢は実は殆ど無い。
選挙という行為は民主主義にとっては最も大事な行為だが、頼るべき正当もなく、将来を託すことのできる政治家もいない。
もちろんこの国の与党である自民党も人物がいないと思う。
かといって野党はどうか。
自民党以上にひどいようなきがする。
今回の選挙で都民ファーストの小池知事がしゃしゃり出てきているが、知事が国政にクチを挟むというのはいかがなものかと思う。
大阪維新橋下知事、市長もそうだったが、都市部で圧倒的な知名度と人気があれば、国政に打って出れば多くの議席が得られるということはある程度証明された。
今回もそれを狙ってのことかと思うが、そうなると頭数を揃える必要がある。
しっかりした切れる人物をそう簡単に候補者として揃えるのは難しい。
とりあえずボスの言うことをちゃんと聞く「馬鹿」がちょうどよいのだろう。
しかし選挙が終わり、当選して「センセー」となると途端に彼らの本性がむき出しになる。
ろくな人間じゃない。
○○チルドレンと言われた国会議員たち然り。
また国会を休んで秘書と温泉に行った国会議員然り。
「一線を越えていない」という名言をはいた元アイドルの国会議員然り。
二回りも歳下の若い秘書を旦那に迎えた元アイドルの国会議員然り。

こんな奴らに年間1億円以上の税金が投入されていると思うとなんだか情けなさを通り越している。
あんな奴らはいなくても国は回る。それは誰もがそう思っている。

上位何名が合格というシステムを止めて、有能な人間だけが国会議員になれればいい。
能力に達しないため、定員割れですが、今回の合格者はこれだけです。
そうすべきでしょ。

知名度だけで国壊議員になれてしまう。(なんとみごとな漢字変換だ!Google日本語偉い!)
知名度だけで候補者にしてしまう政党がある以上仕方がないのかもしれない。
今回も小池劇場でどんなトンデモ、イロモノ議員が登場するやら。



投票はプラスだけでなく、マイナス投票もできればいいのにと思ったりもする。
最高裁判所裁判官の国民審査というのがあるが、ああいうやつ。
ただ、あれも意味は殆ど無い。最高裁判所裁判官なんてよほどそういう世界に精通している人間でないと興味はないし、そもそも10年経過した後に行われることである。

ほんとうに必要な人材なんて少ない。
国会議員も必要な人は全体の2割位だろうと思う。

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